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ラブ・シック・ゲーム  作者: 久楼逢栖
2/7

第1話 序章にして詰んでます

━━人生、何があるかわからない。



どっか誰か言ったであろうこの言葉。

今の自分の状況にぴったりだ。


何でこんな目に遭うの?

は数分前の自分に問いたい。


バラバラになったピースを繋ぎ合わせるよう必至に記憶を繋げていく。

放課後まではいつもと変わらない平凡な日常だったと思う。

この扉さえ開かなければの話だけど…。

正直、記憶を繋げていくのはかなりしんどい。

思い出すにつれ頭も痛くなるし、胃だって痛み始めた。

……。

…。

ちょっ、胃が滅茶苦茶痛い!! なにこれっ!?

もしかしてこれ胃に穴空いてる?

ストレスで胃に穴が空くって聞いたことあるけど今まさに現在進行中ってわけですか。


くそ~、本当何でこんな大事なこと忘れていたんだろう…。


あれか?

小3の頃ブランコから飛び降りる遊びが流行って、着地を失敗して頭から落ちた時か?

(※大変危険ですので絶対に真似しないで下さい)


流石にあの時は死ぬかと思ったわ。

頭からめっちゃ血を流したし、両親から一週間外出禁止令もだされたんだった。


時がたてばあれもいい思い出だったよね。

……。

…。

って、今それどころじゃなかった!!

話が大きく脱線してたわ。

あぁ、胃が痛い。


もう、自分で自分を呪いたいよ!!


ってかそもそも、ストレスの原因は目の前にいるアンタらのせいだからなっ!!

特にいろんな意味で危険な眼鏡男子。

口には出せないのでせめて心の中で罵倒させていただくよ。


でも、こんなこと彼らに言ったって何も変わらないか。


なら、時間を取り戻すことができるのであれば自分に一言言っておきたいことがある。

避けられない運命さだめならばせめて「胃薬を持ってくるべきだ」と。



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