ひぐらしはノベルゲーム
ひぐらしは同人ノベルゲームだ。
ノベルゲームはまずマイナージャンルといえる。そしてそのマイナージャンルのさらに同人ゲームである。
おそらく想定された購買層は生粋のノベルゲーマーだとされていたのだろう。
そう考えるのは自然だ。
しかし大きな誤算が生まれた。あまりにもブレイクしすぎたのだ。
ノベルゲームを普段やらないノベルゲームの文脈をわからない人や
ガチガチの本格推理読者が流れ込んできてしまったのだろう。
私にはひぐらしはミステリーより、ノベルゲーム的構造や文脈を生かした
ノベルゲームであることに、より比重をおいた作品に見える。
ノベルゲームをやらない人や本格推理読者はターゲットに入っていないのだ。
当然彼らはカテゴリーエラーなので大声をあげることになる。ご愁傷様だ。
あえて言うとひぐらしはノベルゲーマーによるノベルゲーマーのためのノベルゲームである。
ノベルゲームがマイナージャンルなのはきわものが多いからだ。実験場といってもいい。
しかしその実験場で数多くの怪作、名作が生まれてきた。
それらは物語だけでも、メタ的構造だけでもありえなかった。
両方を兼ね備えていたから、その驚きと面白さによってユーザーが根付いていたのだ。
ひぐらしはまさにその通り、ノベルゲームの文脈で生まれた作品だ。
アニメや漫画はどうなのかって?
申し訳ないがそちらには手をだしてないのでわかりかねる。
ただ言える事はノベルゲーム的スピリッツでノベルゲームというジャンルに合わせた仕掛け。
これらは必須というよりは作品を軟着陸させて受け入れさす目的のためのものだろうという事。
竜騎士07がそれに成功したと思ったからメディア展開に合意したともとれる、としかいえない。
不明瞭だった部分を改稿 2/6