表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の日記 俺が使えば世界最強  作者: 琴吹 雫  めぐりー
9/11

チャンス

使い昨日までできるだけ日記どうりに行動してきた。

でも今日はあの日記にはない事が起こっているいや起こしてしまっが正解か。

そして今日の出来事を新しい日記に書き出す。




次の日、起きると俺はなぜか胸が高ぶっていた。それは あの男のせいだろう。

どうしてもあの男が気になる。

それは一瞬で魔獣を消したのと治癒魔法を使ったからだ。

本当に僅かな時間で魔獣を消すことが出来るのか気になる。

俺はあの男の言った言葉の通りにするか迷っていた。

普通はお礼でこちらから誘うことはあるかもしれないが、男の方からはあまりないケースだと思うからだ。

誘ってきたということは意味があるというのは分かるのだが…俺にとって意味のあることなのか。

考えてみてほしい。

中身はオッサンだが見た目は12歳の少年。

そんな少年にまた来てねなんてどう考えても怪しすぎる。

考えていても始まらない。

この世界で30歳まで過ごした男は高揚に耐えられず、会いに行く。




俺は昨日帰ってきた道を思い出しながら歩いて男のもとへと向かう。

知らない人についていっては行けない。

こんなことは子供でも知っている。

まぁ肉体的には子供なんですけど…。

誘拐、最悪の場合殺されてしまうかもしれない。

いや殺されるとしたらなぜだ?

あのときなぜ俺に治癒魔法をかけた?

殺るなら昨日治癒魔法をかけずにとどめを刺せばいいはず…

いや念には念を入れるべきだ。

だから剣技の練習で使っていた剣を持っていくことにした。

森へ入り、少したったところで道に迷ってしまった。

森は広いし、あの男に助けられた所はいつも練習していた場所からは遠い。

だから思い出しても全然分からなかった。

森の木々は生い茂り奥に進んでも進んでも同じ景色が続いていく。

あの男に会いたい、会って話がしたい。

あれは何だったのか?なぜ俺を助けたのか? 

聞きたかった。

そう強く思い進み続けた。

人の気配がした為、剣を抜き構えをとった。

あの男か?


すると突然視界が真っ暗に…。

何者かに後ろから目を塞がれたようだ。

「うっ…うわ!」

突然の事に驚いて思わず剣で斬ろうとしてしまった。


「ひどいな………………命の恩人を斬ろうとするなんて。」

いや、どう見たっておかしいのはそっちのほうだ。

だって、人の気配がした方とは逆の方向から日を隠してきたし、物音一つもしなかった。

悔しいが遊ばれたのだろう。

やっぱり、この男はただ者ではない。

でも、思ったよりは若そうで背も高いのではないだろうか。

声も聞いていても嫌にならない声だった。

服装は茶色ローブを着て、フードを被っていた。


「いっ今のは謝りますけど、あなたは何がしたいんですか!」


これは来ている途中にも感じたことだ。

助けたとしても縁が続くと思えない。

だからここで聞いておく必要があった。

何か、ヤバいことを言って行動してきても俺は逃げる事はできず力で捻じ伏せられるだろう。でも、それを覚悟して来たのだから文句は言わない。


「僕かい?」

フードから頭を出し、とぼけたような顔で聞き返してくる男。

魔獣を消した人とは思わないほどやわらかい感じだ。


「あなた以外に誰がいるんですか。」


「そっか、そっか。」


「はぁ〜。まずは情報を交換しませんか?例えば名前や出身地です。」


「いいよ。」

この男からは悪意も感じられず、もう警戒しなくていいと思い、リラックスすることにした。

「俺の名前は アトラ=ディアリス 、12歳です。このミナトの森を出た所の村で暮らしています。」


「アトラ君か、いい名前だね。」


ん〜、なんか変。名前に 君 や ちゃん を付けられると違和感がある。  


「あの、君付けは止めてくれませんか?なんか嫌なので。」


「分かったよ、アトラ。」


うん、これでいい。

俺は縦に頭を振り、一人で納得していた。


「次はあなたの番です。あなたの名前は何ですか?」


「僕の名前は ユウマ=ジンクス だ。

このジンクスっていうのは義理の親の名前なんけどね。俺は小さい頃の記憶が無くてね。名前だけ唯一覚えていたんだよ。」

記憶喪失ということか聞いたことはあったけど…実際に会ったのは初めてだ。

もう一つ気になることがある。

それはジンクスではない方の名前。

ユウマだ。

このユウマという名前はかつて俺が一番最初に過ごしていた世界。

そう日本での名前の作りによく似ている。

一番最初に過ごしていた世界での記憶はもう30年以上も前のことだから曖昧なところもあるがこれだけはピンときた。

ユウマさん?

は、俺と同じ転生者なのか?

でも記憶がないから確認のしようもないし、この世界でも ユウマ のような名前が聞いたことないだけでこの名を持つ者がいるかもしれない。

そもそも記憶喪失なのだから深く探るのはユウマさんのほうだってあまりいい気持ちにはならないはずだ。

だからこのことについて深く問うのは止めた。


「ユウマさん…………ですか。分かりました。」


「そうそう、覚えやすいだろう?」


「まっまぁ確かに覚えやすいといえば…というより結局ユウマさんは何をしたいんですか?」


やっと最初に戻ることができた。

ユウマさんはなかなか答えず、俺はその答えをものすごく期待しながら待っていた。

でも………………。

「なんか 感じたからかな。興味が湧いたというか。」

なんだその理由は。

そんな理由で魔獣と戦ったのか。

いやあれは戦っていたのか?

そんな疑問を抱いていると、


「アトラはさ。」


「はい。」


「魔法、使いたい?」


その言葉は意外なものだった。

これはチャンスだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ