表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の日記 俺が使えば世界最強  作者: 琴吹 雫  めぐりー
7/11

決意

剣を振り続けること3時間、流石に疲れたもので一時休憩をとる。

朝のように自分を攻めていることもなく落ち着いていた。


「そういえば前にここら辺で猪みたいなのがいたよな。」

前に猪のような動くものを見た。

だから実践してみたいと思ったのだ。

約1ヶ月間、筋トレと剣技の練習をしてきた。

だからここで自分がどこまで上達したのかも知りたい。


「ここら辺にはいなさそうだからもう少し奥の方に行ってみるか。」

奥の方に進むが、見つかる気がしない。

見つかるどころか自分が見られているようで少し怖かった。

後ろを振り返っても誰もいないし、木の上や試しに空も見渡すが何も見当たらない。

もしかして、リーフか?

神界からはその世界の過去、未来 いかなる時でも見ることが出来るらしい。

リーフは一見、清楚系美少女と思うかもしれない見た目を持っているが内面は案外ポンコツっていうかわいいとこがある。

ただし、見られていると思ったのは俺の思い過ごしか。

意外とポンコツなあの女神が自分がこの世界に来るタイミングを見計らってらとは思えないからな。

森の奥へと進んで行く。




剣を片手に森を奥へと進んでいった。

やはり、心の中で思ってしまう。

あの子を助けることはできないのだろうかと。でも、現実的に考えて助けることはできない。その子がいる場所も分からないし、何しろ自分には魔獣を倒す力は持っていない。

魔獣は魔法使いと呼ばれる者達の中でも相当の実力者しか倒せないと言われている。

そんなバケモノを相手にして1ヶ月しか特訓していない村人が勝てっこない。

お話はここまでとして、少し奥まで来すぎたようだ。

日が沈み始めているし もう帰ろう、そう思った時だった。



「キャー!誰か!誰かー!」



すぐ近くから聞こえたその声は女の子のものだった。

そこで俺は察した。

ミナトの森は広い。

だからあの子のいる場所など分からないと思っていたのだが、まさか、こんなにも近くにいるとは。おそらく、剣を振っていたときに走っていた女の子は『エミリー』行方不明になった子だ。

そう思うと、さっきまで迷っていたのがおかしいほどにとっさに体が動いた。

はずだった。

何故か体が動かない。

足が震え、力が出ない。

なぜなら自分が助けたいと思っても体が拒否しているのだ。

ここで助けたらお前も死んでしまうぞ、と。

どこか心の奥底で未来に影響があったらと拒んでしまっているところがある。

助けても自分が損するとも。

でも、俺は絶対に助ける。

今にも殺されてしまいそうな女の子が助けを呼んでいる。

例え、本当の自分自身が拒んでいたとしても。目の前で人が死ぬなんて無視は出来ない。

あの女の子にはどれだけの未来が詰まっている?そんなのわかる訳がない。

そうだよな。

本当ならここであの女の子の時計は止まってしまう。

そこで俺は自分に問いかける。



『お前は未来を変えず、このまま何も見なかった事にするのか?それとも、自分が3度目の転生をしてまでもしたかった事よりもお前はあの女の子の未来を優先するのか?』



心臓の音がどんどん大きくなるのを感じた。



『さあ、どっちだ?』



俺は2度死んだとしても時計の針が止まることはなかった。

これは俺が自分自身を大切にしていなかったということ。

でも、今あの子の針は止まるかもしれない。

だけど、助けに行ったら自分の針が止まるかもしれない。

もしかしたら2本とも止まるかもしれない。

でも、答えは決まってる。

答えは…………………………………………………



「時計の針が止まったら意味ないでしょ。

だから絶対に止めさせない!」



剣を握り締めて、全速力で走って行く。

ここからは新たなページが増えていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ