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彼女-ボクノモノ-

彼女は見つめる。


その瞳には

怯えと恐怖が

複雑に入り混じっている。



涙目で

上目遣いに

見つめ返してくる


彼女を、見ていると




僕の方が

おかしくなってしまいそうだ。





「お前が好きだ」




僕がそう言うと

彼女はますます怯えた。



そのときの瞳が

たまらなく気持ちよく、

たまらなくだいすきだった。





「愛している」




彼女の目に

溢れんばかりの涙がたまる。



僕に怯えているのだと

目に見えてわかる。





なんて可愛いんだ。



なんて素敵な目をしているんだ。









彼女は誰にも渡さない。









彼女は二度と

僕の家から出さない。










彼女は…………






彼女は僕のものだ。





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