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人間編


「はぁ・・・はぁ・・・」

どれくらいの時間が経ったのだろう。走り始めてから。

ボクは汚れ始めていた・・・。いや、もともと汚れていたのかもしれない。

どんなに優等生を演じても、満たされることのなかった生活。いつまでも終わることのない様に感じられた日々。抜け出したくても抜け出すことの出来ない日常。

ただ淡々と、時の流れに身を任せることに、重さを感じ始めた時、歯車はキシキシと嫌な音を立て、回り始めた・・・。




ボクは・・・、兄を殺した・・・。







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