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詩*日常から*

虚勢

作者: a i o

カーテンを引けば

水色の空が


窓を開け放てば

ほがらかな鳥の声が


一目散に

飛び込んできて


慌てて

両腕を広げ

抱きとめようとしたところで

なすすべもなく


すぐさま世界に

のみ込まれてしまうというのに

このからだは


つとめて平然と

振る舞いたがる


大きく伸びをしたり

空を見上げ

鳥のさえずりに

耳をすませたりしながら



けれど

ゆるゆると

あくびをひとつ

する時だけは


奥歯がのぞくまで

口をあけ

目一杯 風を肺に吸い込んで

これ見よがしに

平らげてみせたりも する




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