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眼鏡な眼鏡屋男子の日常  作者: がじゅまるさん
3/3

初めまして始めまして

まず初めにわたしがしくじったこと。

それは眼鏡をしてくるべきだったことだと思っている。そうに違いないのだがここの店長には申し訳ないがここの商品は買ったことすらない。それでどう会社理解を伝えればいいのだろう。いや伝えることはできない。そんなことを考えながら測定台の前に座る。


「初めまして。わたしと申します。本日は面接のお時間をいただきありがとうございます。」

自慢ではないがわたしはあまり緊張はしない。いいたいことは言おうと思えばいえるタイプだ。しかしながら会社理解もなければ先ほど素敵なスタッフたちが多い職場にぜひとも入りたいとおもった面食い人間です。はい。


人間性は終わっている。イケメンや美女が多いこの中で…失礼。

という脳内解説はいつもながらに自身を俯瞰し、きもちわるいなぁと自身をけなす。

あなたはなぜここを選んだのか。わたしの経歴はなかなかに眼鏡屋向きだった。もともと私は工業系の学校にいた。そこから現実を知った。


やりたいことはお金にならなかった。私の場合はかもしれないがお金を稼ぐための知識はなく、技術を持っても生きていけないだろう、裕福にはなれないだろう。そんなことを考えていた。

だからこそ、夢は今後に持ち越し、接客を選んでアルバイトを様々な職種で経験した。アパレルや飲食、ホテルやコールセンター。正直一時嫌になり、工業系に戻ったりもした。ただその時凡ミスで指を機械に持ってかれたりしている。おそらく気のせいだし、今も指はあるからおそらく夢だったのだろう。プライド高かりし頃のわたしは指やっちまったなーくらいの記憶で鮮烈に覚えているものでもない。物心ついていたはずなのだが。


技術はなくとも口先だけは気の持ちようや相手への洞察力でなんとでもなることはあると気付き始めたのはこのころだったような気がする。


その今までの経験は眼鏡につながった。

接客。アパレル。工業系。

自身の経歴がここまで合致するとは正直思ってはいなかった。当社はご存知?今回店舗内まで入ったのは初めてです。なぜ応募しようかと思ったの?自身の経験が役立つと考えました。眼鏡屋ということで他にも求人は多々あったものの実際に店舗雰囲気などを見させていただいたときに感じた明るいというイメージがここのお店にはあったので応募させていただきました。

などと面接を受けた。


正直ほかにも面接は多少なりとも受けてはいたがここしか受けてないですくらいのことは言っていた。


これで面接は以上です。

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