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我等紅天ノ鳥也

気がついたら二週間ほど間が開いてしまった

すみませんでした!

第九話、始まります

大会当日配信ーーー『【PSY公式大会】紅天ノ鳥飛翔!!【天望 ソラ/葉月 クレハ/斑鳩】』及び『PSY公式第五回Vライバー限定大会運営配信』より


『さぁ、ついにこの時がやってまいりました!』

映像には喜々とした表情でマイクを持って話す男性 (リアル)と隣のモニターに女性が映っている

『実況は私、宮田!そして解説は〜』

『おはよう、魔魅夜 咲希(まみや さき)だ』

どうやら、配信者のようだ

『魔魅夜さんはご存知の通りPSYだけでなく、LoGの大会などにも出場経験のある生粋のFPSプレイヤーです』

『今回の大会、私も出たかったが止められてな、泣く泣く解説だよ…特に今回は神綺のチームや他にもダークホースっぽいのも混ざってるし…出たかったな〜』


その後、運営側の配信で次々と参加しているチームの紹介がされていく、もちろんその中には神綺さんもいた

そして

『さて、今大会ラストエントリー!エントリーナンバー100!《紅天ノ鳥》!』

高らかに俺たちのチームの名前が呼ばれる

『すでに紹介しました、神綺さんが今大会に招き入れた三人!実力は未知数だ!』

『私、この三人の動画見ましたよ、神綺が見ろ見ろうるさかったので』

『おぉ、どうでしたか?』

『斑鳩の安定した実力、葉月 クレハのエイム力、そして何より天望 ソラ』

『というと?』

『LoG経験者だぜ、それもかなりやり込んでたな…特にこいつの投げ物曲芸(変態技術)はLoGプレイヤーでも出来るやつはいないんじゃないか?…いや、あいつならワンチャン…あぁ、話が逸れたな、悪ぃ悪ぃ、とにかく、こいつらは何しでかすか分からねぇからな、戦うときは気をつけろよ!他チームは』

『以上で参加選手紹介を終わります、開幕は三十分後です』


ーーーーーーーーーーーーーーー


「すごく褒められなかった?俺」

『そうどすなぁ』

『そうねぇ』

選手紹介も終わり、俺たちは大会運営が用意したチーム交流用の練習場で開始を待っていた

と、そこへ

『お久しぶりです、皆さま』

「神綺さん!」

『と…』

…誰?

神綺さんの後ろにあと二人いる、普通に考えてチームだな

『…神綺』

片方が口を開く

『この三人がそうか?』

『そうですよ、キバさん、こちらが以前から話してた皆さんです…ほらほらご挨拶を』

『…牙狼(がろう)だ、よく周りからはキバと呼ばれてる』

『あら〜相変わらず、堅いわよ〜キバ』

そして、もう一人の…こっちは女性…が話しかけてくる

『私はセイラ、一応漢字だと、星座の星に羅生門の羅で星羅(セイラ)って書くわ』

「あ〜よろしくお願いします、キバさん、セイラさん」

他二人も同じように挨拶する

『うふふ、よろしく〜お互い頑張りましょうね』

『…よろしく』

そう言うと二人は立ち去って行った

『すみませんね、突然お邪魔して』

と、神綺さんが申し訳なさそうに言う

「大丈夫ですよ」

『セイラさんは誰とでも話せる方なのですが、キバさんはどうしても心を開かないとあんな感じの淡々とした喋り方になるんですよ』

チラッと二人を見るとセイラさんは他の参加者のところに向かっていた

キバさんは隅で佇んでいた

『とりあえず、本日はよろしくお願いします』

「はい」

…多分、リアルだったら握手していた


ーーーーーーーーーーーーーーー


「二人とも、調子はどうだい」

『ちょっと緊張するけど、大丈夫』

『上々やで〜』

そりゃよかった、初めての大会で最高って言った方が怪しい

「お前ら!絶対勝つぞ!」

『『おー!』』


《マッチングが完了しました》


戦場はPSYの中でも最大のマップ…プレイヤー達にニホンと呼ばれてるマップだ

形は日本列島にそっくりで

山岳に砂漠、平原に都市など、ほとんどのステージが一つに集約されていて、臨機応変な対応が随時要求されるマップだ

「九州に降りよう」

『分かったわ〜』

落下誘導(ジャンプマスター)の斑鳩さんに指示を送り彼女もそれに応えて、飛行船から三人で飛び降りた

最初の目的地は九州の形をしている島、その中でも長崎だ

斑鳩さんの誘導は完璧で目的地のど真ん中に降りれた

このマップは地域の特徴をそのまま再現しており

例えば、鳥取砂丘は砂漠になっていたりといった具合だ

そして、長崎と言えば

「やっぱり、物資が多いな…助かる」

佐世保(海自の基地)がある

その特徴を再現して、長崎は入り組んだ工場地帯となっている

「物資回収!報告!」

『『了解!』』

俺もすぐさま近くの物資箱を開く

中には、SMGに弾薬、回復もあった

SMGが手に入ったのは強い、あとはシールドと投げ物があれば…

すぐに次の物資に走る

シールドが手に入ったので展開する

そこに

タタタ!っと、銃を撃ってくる音が聞こえた

シールドが削られたが近くの柱の影に隠れる

直後に別の方向からさっき撃ってきた敵に向かって弾丸が飛んだ

ここら一帯は物資も多い分、来る人も多い

この混乱を利用してとっとと離れた方が無難だ

どうやら、柱の向こうで…いや、そこらじゅうで銃撃戦が始まったようで、ログにダウンやキルの報告が出はじめた

同士討ち(フレンドリーファイア)とか起きねぇのかな?」

そうなったら楽だし…

おっと、そんなこと考えている暇は無かった

「報告!」

『スナイパーライフルと、あと投げ物があったわ』

『ウチはAR(アサルトライフル)SG(ショットガン)、こっちも投げ物がいっぱいや』

「俺はSMG(サブマシンガン)だ、よし、みんな自分の得意武器が取れた、それじゃあ斑鳩さんはクレハと合流してここ(工業地帯)から離れて」

『ソラはんは?』

「俺?俺はもうちょっと物資を漁る」


ーーーーーーーーーーーーーーー


《次の安置が決定しました》

《ストーム収束開始まで60秒》


マップの端である長崎にこれ以上長居する訳にもいかない

「移動するぞ」

『…』

『…バケモンや』

「どうしてそんな目で俺を見る?!」

『そりゃ、そうや…だって…』


ーーーーーーーーーーーーーーー


実況席より


「どう思いますか?魔魅夜さん?」

「バケモンだ」

私は無意識的に拳を握りしめていた

「いくら隙を突いたとはいえ、()()()()()()()()()()()()()()()

戦いたい…


ワタシモコノオトコトタタカイタイ


「血が騒ぐぜ」


ーーーーーーーーーーーーーーー


拾ったARを紅葉に渡して、代わりに二人から投げ物を受け取る

銃よし、シールドよし、回復よし、投げ物よし!

「装備、大丈夫か?」

『大丈夫どす』

『OK』


ストームから逃げるように長崎から東京まで駆け抜ける

道中にいた敵は奇襲、狙撃、隠密で抜けてきた


《次の安置が決定しました》


何度目かの通知、中心はもちろん東京(都市マップ)

残りプレイヤーは12人

そして、


甲高い警報音…隕石(メテオ)

「離れろ!」

『間に合わない!』

『ここはウチの出番どすな〜』

鈴の音が鳴り響くと俺たち三人の周りに薄紫色のシールドが展開される

斑鳩さんのキャラである

バレンツの能力は『範囲防御』

あらゆる攻撃を無効化するシールドを仲間も入れるサイズで展開するという能力で、唯一、ソロモンの隕石を無効化で凌げる手段である


ドン!という音と共にキルログに一人だけ名前が出る

…流石に最後まで残った人たちは違う、隕石を落とした張本人もこれで倒せるとは思ってないだろう…俺たちは死にかけたが

キルした側、つまり隕石を使ったのは…

「神綺さん」

『まぁ、そう来るわよね』

「つまり、これは…」

そこに銃撃音

『上手く誘導して、敵さんをこっちでかち合わせるのが目的やろなぁ〜』

その方向に撃ち返す斑鳩さん

「クレハは離れて、高台へ!」

『分かった』

「斑鳩さんは俺と一緒に来て!」

『あら、逢引(デート)のお誘いやろか?ほな、こちらからもよろしゅう頼みますわ〜』

後退しながら十字路で紅葉は右に、俺たちは左に別れた

相手は二人居たが、二人とも紅葉は追わず、俺たちに距離を離して向かってくる

ショットガンの威力が死ぬ距離だ

なら、

「斑鳩さん!援護を」

『分かった』

決めたところに落ちるように投げ物を投げる

そして、俺本人は突貫する

さらに、小細工なしに火炎瓶を真正面にいたサラトガに投げる

相手も応戦してくるが、シールドの耐久を信じてごり押す

火炎瓶が当たる、相手のシールドが削れる

そして俺は即座にSMGを抜く

この時点で相手のサラトガは目と鼻の先

もう一人のトラファルガーの射線からは俺と味方が重なっているので同士討ちを恐れて撃てない

この距離ならいける!

力強く引き金を引く

フルオートのSMGから放たれた弾丸は相手のシールドを砕いてそのまま体力を削っていく

しかし、相手の弾も俺に当たっている、このままじゃ俺が先に気絶する

『任しとき』

すぐ真横を斑鳩さんのARの弾丸が通り過ぎる

二倍になった火力により相手が先に気絶する

そして、素早くキーボードを叩いてキルモーションに入る

その瞬間、先程投げた閃光弾が落下して爆発する

これでもう一人の目は潰れたはずだ

キルモーションの間は無敵判定のため、俺はなんの影響も受けない

ゲームシステムの穴である、LoGだったら多分アウトだろう…キルモーションとか無かったけど

目の前のサラトガをキルしたら、SMGをリロードして弾を辺りにばらまいているトラファルガーに向ける

()った」

ガキキキキ!と相手に弾が当たっている音が鳴り響き、やがて静かになった


ーーーーーーーーーーーーーーー


「ギリギリだった」

『勝てたからよろしおすわ〜』

『お疲れ様』

もう、最終戦みたいな感じがした

シールドを再展開して、回復を済ませて移動を開始する

作業をしている合間にキルログを見ると、

《Say la》…セイラさんが三人を始末していた

残り人数は六人…つまり

『…最終戦だ』

「?!」

突然、男性の声がヘッドホンから聞こえてくる

「…キバさん」

『神綺が言った通り、残ったのはお前らみたいだな』

PSY(このゲーム)では戦闘中でもONにすればチーム以外ともボイチャは可能だ

チーム以外、つまり対戦相手とでさえも

キバさんはわざわざ俺たちに話しかけてきているのだ

真正面から歩いてきて

『うふふ〜キバ、楽しそうね〜』

『…セイラはん』

近くの建物の上からセイラさんが飛び降りてくる

上から狙い撃つ方が正確なのに…

『最後くらいは正々堂々と真正面からあなた方と殴りあってみたいんですよ…私たち三人とも』

「…神綺さん」

3対2は不味い!

「斑鳩さん、逃げるぞ!数の差で確実に負ける」

『分かった』

「クレハは、そのまま待機!撃ちやすそうな場所まで引きつけるから確実に一人落として!」

『了解』

ここで、俺も神綺さんに聞こえるように設定をONにする

「やりましょうか、皆さん…本当の最終戦を!」

…やべぇ、死にそう


ーーーーーーーーーーーーーーー


紅葉が狙撃可能な場所まで引く、いわば撤退戦のような戦いになっていた

神綺さんたちの連携は見事なもので

俺たちが必要以上に離れようとすると熟練者(キバさん)の使う速度に振り回されないノルマンディーかセイラさんのアリューシャンが回り込んでくる

特にセイラさんはアリューシャンの能力を十二分に使いこなしている

アリューシャンの能力は『空中歩行』

自分しか使えない透明の足場を作り出す能力だ

この能力の再使用時間は直前の使用時間に比例するため、彼女は一瞬だけのジャンプ台として使うなど、長時間の使用をせずに切り替えて戦ってくる

だからこそ、トリッキーな動きになり更には三次元的な移動をするため捉えにくい

神綺さん…彼は能力も使って、普通の状態のはずなのに純粋なプレイヤースキルだけでこちらを追い詰めてきている

三人の位置取りも、一人を視界に捉えると残り二人が見えなくなる

斑鳩さんと二人でも、一人分目が足りない

『えい!』

「?!」

咄嗟に回避する、俺がいた場所を弾丸が通り抜ける

『あらあら〜また避ける〜』

「斑鳩さん!」

『ちょっと待ちや!』

見えないが後方で銃弾が飛び交う音がする

さっきのキルログにこの暴れっぷり…このチームの点取り屋はセイラさんか

まず、この人を落とさないと!

手榴弾を三つ様々な方向に投げる

そしてSMGをセイラさんに向け即座に放つ

直後、シールドを削られながら彼女は飛び上がる

能力を使って予測不能な動きをしてくる

狙いが上手く定まらず、少しずつしか削れない

もちろん反撃で俺のシールドも削れる

彼女の能力が切れる

「ここだ!」

動きが少し単調になった彼女にありったけの弾丸をぶつける

シールドが割れると同時にSMGの弾も切れた

が、

「クレハ!」

『了解!』

紅葉のキスカから放たれた狙撃、予測は可能だろうが回避は不可能のはずだ

そう思った、次の瞬間だった


『ほいっと〜』


一瞬だけ出現した透明の足場で彼女の体が少しだけ跳ねる

それだけで紅葉の狙撃は回避されたばかりか

『みぃつけた』

『バレた!』

だが…

()()()()()、ありがとうクレハ」

『えっ?!』

驚くセイラさんの声

そして、周りの壁からバウンドして、丁度()()()()()()()()()()()()()手榴弾

「ビンゴ!」

キルログが更新された


…二人分


『すまん、ソラはん…負けてもうた』

こちらが二人がかりでセイラさんを落としたのだ

相手も二人がかりなら簡単に斑鳩さんを落とせる

『ふぅ…これでおあいこですよ』

神綺さんがショットガンをリロードする

「クレハ」

『なに?』

「遠回りをして寄ってきてくれ、ストームには飲まれるな」

『わかった』


『いきますよ、ソラさん』

「望むところです、互いに悔いの残らないようにしましょう」


その言葉を皮切りに激しく銃弾が飛び交う

正直、神綺さんの戦い方は俺の戦い方と相性が悪い

彼の思い切りのいい突撃の軌道を読むのは簡単だ

だが、その場所に手榴弾を投げようとすると確実に俺自身を巻き込む

結局、下がりながらしか戦えない

閃光弾を投げる

直後、横の道に逸れて目が潰れないようにする

しかし、そこに真上から弾丸が落ちてくる

「キバさん」

彼の操るノルマンディーは能力で動きが速くなっているが彼はそれに振り回されずに使いこなしている

先程のセイラさんといい、神綺さんのチームは他のチームと一線を画す実力者たちだ

迷わず撃ち返す、互いにシールドが削れる音だけが響いた

さらに、スモークグレネードを投げて煙の中に隠れる

その中でシールドを再展開した後、煙を抜けて全速力で走る

幸い、ノルマンディーの能力は切れており

俺のレイテの基礎ステータスの高さを活かして二人を振り切る

分かれ道や十字路を経由し、狭い路地裏に隠れる

「クレハ」

『何?』

「今どこだ?」

『一番高いビルの近く』

…ここからは少し遠いな

よし

「そこで待機してて」

『わかった』

「あぁ、それと」

『?』

「今、クッソ楽しい」

『ふふ、何それ?』

「今の感想」

『…楽しいのが一番よ、待ってるわ』

「あいよ」

意識を切り替える

耳をすませて周りの音を聞く

サラトガでないと殺しきれない足音

コツ、コツっと近づいてくる

そして、路地裏の先の曲がり角から…


銃身が見えた


それだけで撃つ

『決め撃ち』と呼ばれる技だ

相手のシールドが砕ける

即座に退かれる

「逃がすか!」

手榴弾、火炎瓶などを大量に投げる

路地裏から勢いよく出る

突然、目の前に銃口が現われる

『失礼します』

…神綺さーーー


ーーーーーーーーーーーーーーー


言われた通りに待つ

(ソラ)は絶対にくる

「信じてるんだから」


直後、無数の爆発音とキルログが更新された


そして…


AR(アサルトライフル)くらい構えとけよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』


彼の叫び声が聞こえた

私はこう答えた


『ごめんね』


ーーーーーーーーーーーーーーー


あっぶねぇ!

零距離ショットガンとかもう耐えられないぞ!

シールドごと体力のほとんどをもっていきやがった!

キバさんを決め撃ちと追い討ちの手榴弾で倒せたのはよかったが神綺さんから逃げるので精一杯だ

紅葉との合流地点へ向かう

すると、そこには手に何も持ってない彼女の姿が…

AR(アサルトライフル)くらい構えとけよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

『ごめんね』

『あはは、楽しそうで何よりです』

キツいって!たとえ二対一でも俺の体力カツカツだからかすりでもしたら死ぬ!

急ブレーキをかけて最後の閃光弾を投げる

「クレハ!ここで決めるぞ!」

『了解』

至近距離の爆発で俺の目もやられる

『135!爆発直前から左側に横飛びした!』

しかし効果範囲外の紅葉からは二人の姿が見える

彼女を信じて銃口を向ける

シールドを削る音と共にシールドを再展開する音が聞こえる

「ゴリ押しで耐える気ですか?!」

彼はシールドが砕けたところからシールドを貼り直すことで閃光弾で潰れた目が回復するまで耐えるつもりらしい


「俺たちは紅天ノ鳥(チーム)だ!」


…俺一人じゃ、すぐにリタイアしていた

斑鳩さんが神綺さんとキバさん二人相手に十分耐えてくれたからセイラさんを落とせた

あれが無かったらまだ二対二…下手したら俺は死んでいた

俺たちはチームだ

もちろん、神綺さんたちの絆を否定するつもりはない

今回は俺たちがツイてただけだ


そうただそれだけ


シールドを削る音が大きくなる

十字砲火(クロスファイア)

目が見えずシールドを再展開して、動きが遅くなった神綺さんは目の見えている紅葉にとっては狙ってくださいと言っているようなものだ


「『いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』」


神綺さんのシールドが砕ける

だが感覚だけで撃ち返してきた神綺さんの弾に当たる


同時に気絶したが紅葉の銃弾が神綺さんに吸い込まれる


「楽しかったです、神綺さん」

『…えぇ、こちらもです』


画面に大きく

『WINNER』

の文字が表示された

ソラくんの投げ物が人類の領域を簡単に飛び越しました

丸々大会を一話に纏めたらいつもより多くなった

はい、投稿遅くなりました!作者です

今回も登場人物が増えて、しれっと、空以外の視点も書きました

これからちょくちょく、彼以外の視点も書くようになると思います

次回からの予定ではFPSから離れて別のジャンルのゲームか物語を進展させるつもりです

おそらく前者になりますが…

それではいつもの感謝を

ブックマークと評価ありがとうございます!

感想とかもいただけたらもっと喜びます(強欲)

それでは、また次の配信でお会いしましょう

I want to see you again…



キャラ設定

牙狼キバ

神綺のチームのバランサー担当、男前な声とゲームの実力に対して激しい人見知りを持ち合わせており出会いがないことをちょっと苦悩しているが女性に関してはセイラがいるので正直どうでもいいと思っている

現状、最も少年の心を持っていると言っても過言ではない

姿は茶髪に赤眼の獣耳つきの狼男

神綺とはリアルでも会う友人

ゲームは主に対戦系に秀でている


星羅セイラ

神綺のチームの突撃女、一見無害そうに見えて一番ヤバイ人、天性のゲームセンスと卓越した操作技術により最後残った四チームのうち一つを仲間の援護なしで壊滅させたりした

姿はロングの髪をポニーテールにした金髪碧眼の美少女で星形の髪留めを付けている

理論よりも感覚のE

キバとは中学校時代からの知り合いで彼が娶ってくれると信じて疑ってないので将来は何も気にしてない、キバ本人も満更ではない

何か凄いママみがあるので彼女の子供は幸せになります

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