表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/23

三年間の最終回と新章

それなりに早く投稿出来た…のか?

とココアをキメながら考える今日この頃

第十八話始まります

バーチャルライバー事務所『Project Dream』

通称、プロドリ

開設から半年を待たずにトップ事務所入り

リーダーである神綺を始め、彼と交流のあったライバーたちが一期生として入り

二期生、三期生とデビューした新人たちも一定の人気を持っている

この春に四期生のデビューがあるのでは…と噂されている


ーーーーーーーーーーーーーーー


今日は、卒業生総出の校内清掃

進路が確定した卒業生が来るのは義務である


俺は持ち場を適当に終わらせて、暇が出来たので、学校をさまよいながら世話になった先生や後輩たちに声をかけてまわり

同級生もまわって最後のメンバー…


やべぇ、泣くかもしれない


「なにを震えてるんだ?お前は…」

「松永さぁん…」

「うわっ、気持ち悪い!脚にしがみつくな!」

「あびゃびゃ!」

よし、ここで泣こう

「とおぅ!」

「グェ」

気持ち悪く松永の脚にしがみついて泣こうとしていた俺を美乃里に蹴り飛ばされる

「ハル、大丈夫?」

「空ぁぁぁぁぁぁ!」

おい、ぐったりした俺よりも美乃里さまに感謝を伝えろ!

死ぬぞ!俺が

あぁ、ほら…お前の死角から俺に蹴りが

「あら〜美乃里ちゃん、また空くんにキツくあたってる」

「げっ、三玖(みく)ちゃん」

「あっちで詳しく聞かせてもらえるかな〜?」

「怖い!笑顔が怖いわ!三玖ちゃん!」

「大丈夫、空くんの敵は私が排除する!」

そんな、こっち向いて、ウインクキメながらサムズアップしなくても…

「今、排除って言った!ちょっと、空!助けて〜」

首根っこ掴まれてそのまま美乃里を連れた三玖が教室を出て行った

「…なんか、ごめん」

「相変わらず、お前はクセの強い女を引っかけるよな」

その後、松永は何かをブツブツ言いながら指折り数え始めた


「…にしても」

「ん?なんだ」

「長いようで短い高校三年生だったな」

「結局、勉強漬けだったしな」

「空、今日は色んなとこまわってたんだろ?加藤は?」

「あいつは今日来てない…って同じクラスだから知ってるだろ」

加藤は進路が確定してない…後期選抜までもつれ込むとは…

「あはは、そうだな…最後は三人でいつもみたいにバカみたいなことするのもアリだったけどな〜」

夕焼けに沈む教室…そこに二人だけでいる

「今、すごく青春じゃね?」

「うん、台無し!」

これが俺らだ、安心した

急にエモいことし始めたからビビった

「なぁ、空…」

「ん?なんだ?」


「頑張れよ、応援してるからな」


「は?お前、なにをとつぜ「あ〜!空に松永見つけた〜!」

松永に疑問をぶつけようとしたタイミングで教室に女子が一人入ってくる

「いつものみんなで写真撮るって言ったのに!どうして来ないし〜」

「おっ、もうそんな時間か…ごめんな〜井上さん、ほら行くぞ」

松永が手を引っ張って机に腰掛けていた俺を立たせた

「あ〜、俺…とりあえず美乃里たち呼んでくるから」

そう言うと、教室を出ていった

「あっ、なんか話してる途中だった?」

「…いや大丈夫、行こうか?」

「了解〜、ちゃーんと紅葉ちゃんと空の二人を真ん中に撮ってもらうからね〜」

「いらない世話だ」


ーーーーーーーーーーーーーーー


結局、紅葉は東京の大学、俺は大阪の大学に進学することになった

それぞれ、向こうで下宿先を準備してもらい

俺は必要なものは送ってある

今は紅葉の荷造りを手伝っている途中だ

「空、これ必要だと思う?」

持っているのは少し古めの有線マウス

「紅葉、最近は無線のやつだろ?使ってるの」

「そうね」

「なら、無線のやつが長時間配信するとき、万が一電池切れ起こしてもいいように持っておいたらいいと思うぞ」

「ん、了解」



「ねぇ、空…」

「今度はなんだ?」

「私と会うのって今日が最後だっけ?」

「最後って言うと語弊が生まれるが…まぁ、明日には大阪に行くな」

「そう」



何この時間、紅葉さんもう手止まってるじゃないですかヤダー

「なんか、長かったね…」

「ん?最終回かな?おっかしいな〜これから始まる予定なんだけど」

「何を言ってるのよ…全く」

その瞬間、呼び鈴が鳴る

『は〜い』

青葉さんが対応しに行った

『あらあら〜二人とも〜お友達よ〜』

「…美乃里たちかな?今日、呼んでおいたの」

「は?俺知らないんだけど」

「言ってないもの、あなたが大阪に行く前日にみんなで集まろうって話をしてたのよ」

「本当に聞いてない!…まぁ、お前ららしいな」

とりあえず、荷物を置いて立ち上がる

「ほら、行くぞ」

「ねぇ、空」


振り返ると彼女は笑っていた


「これからもよろしくね」


俺は笑って応える


「あぁ、よろしく…だな」


ーーーーーーーーーーーーーーー


う〜ん、大阪スゲー

たこ焼きうめぇー

「こら!姉さんに荷物持たせて何をあんたは呑気にたこ焼きを食べてるのよ」

「いや、めっちゃ美味いんだぞ…食べてみろよ!ほら、あーん」

「あーん、うん美味しい」

スーツケースを引いて、リュックを背負って新大阪駅に降り立った俺は迎えに来てくれた姉を尻目に近くにあった、たこ焼き屋で買い食いしていた

外に出たらタクシーを捕まえて

下見でも行った、下宿先に向かう


そして、数十分ほど移動して大阪の中心街から少し離れた場所に着く

「…次からはタクシーじゃなくて電車を乗り継いで行きましょう」

「うぃっす」

地味にタクシー代が高くついてしまった

「にしても…あんたの住むことになるの」


「マンションよね?」

「マンションっすね」


前来た時は両親も開いた口が塞がらなくなってた

明らかにお高めなマンション

これをタダで下宿先としてポンっと渡す、神綺さんの懐パネェ

「とりあえず、入りましょ」

「お、おう」

荷物を持って正面から入る

入ってすぐ横を見るとちゃんと郵便受けもある、そしてもう一枚自動ドア

先に受け取っていた鍵をドアの近くのパネルに差し込むと軽やかにドアが開く

広いロビーだ

「あんたの部屋ってどこ?」

「え〜と、303号室だね」

「なら三階ね」


ーーーーーーーーーーーーーーー


「うわ、広い」

「うわってなんだよ、うわって」

部屋に着いて荷物を整理して少し休憩する

姉はまだ元気なのか部屋の中を移動したり、他の部屋を見に行ったりしている

すると、タイミングを見計らったように

俺のスマホが震えだす

…神綺さんからの電話だ


「はい」

『引っ越しお疲れ様です、お祝いを持って行きたいのですが…生憎、私東京住みですので』

「なんですか?東京マウントですか?」

『あははは、これは失礼しました、と冗談はここまでにして…』


『…空さんと同期になる人が全員決定しました』


『まぁ、空さんと紅葉さんはもう配信自体はしているので同期と呼ぶかはなんとも言えないですけど』


『とりあえず、顔合わせと発表の日程はこちらで調整させていただきます』

「はい、ありがとうございます」

『それと、もう一つ…四期生はお二人を含めて五人なのですが、そのうち三人は東京、二人は大阪中心となります』

「つまり、俺とあともう一人は大阪メインでの活動…というわけですか?」

『まぁ、ネット中心なのでさほど変化はないでしょう、さらにそのもう一人ですが』


『隣の302号室に入られる予定なのでお隣同士仲良くしてくださいよ』


ーーーーーーーーーーーーーーー


大阪パネェわ

関西のメシはコンビニのでも美味い!

ということで朝、近くのコンビニで買ったおにぎりを口に放り込み

広いリビングでソファに寝転がりながらスマホを弄る

「…暇だな」

配信もしたらダメって言われてるし…

ゲームもする気が起きないしな


ピンポーン


「んお?」

誰か来た…

すぐにインターホンのところに向かう

下のフロントからではなく玄関からのチャイムだった

モニターには…誰もいない

いや、チラッと端に何かが見えるので誰かはいるみたいだ

とりあえず、オンにする

「はい、なんでしょうか?」

『あっ、おはようございます!朝早くからすみません、隣に引っ越して来た者です!』

カメラが映し出したのは…


美少女である…


美少女である!

大事なことなので二回言わせてもらった


「え〜と、どうしました?」

『引っ越しの挨拶を、と思いまして!あ、あの〜』

「はい」

『あ、挨拶の品があるので…』

そう言うと、少し下を向いてしまった

引っ越しのギフトを持っての挨拶回りね…キツイよね、分かる…俺もそうだった

「わかりました」

玄関に向かう

…遠い感じがする、我が家より広いのか?この部屋は

ドアの開ける

「あっ!朝早くからすみません!」

「大丈夫ですよ、今日は一日ゆっくりする予定でしたから」

おぉ、本当に美少女

身長は…紅葉より少し小さめだろうか?

「改めて、302号室に引っ越してきました!」

…えっ?

「…つまりは」

「はい!プロドリの四期生オーディションに合格しました…吾妻(あずま) (かなで)です!」

「吾妻?」

本名?それとも、ライバーとしての名前?

「あはは…よく初対面の人には驚かれます…吾妻は本当の苗字です」

少し顔を赤くしてバツの悪そうな顔をする

「へ〜」

「え〜と…」

「あぁ、俺は黒月(くろつき) (そら)です」


…俺の名前聞いた途端、目付きが変わった


「やっぱり」

「えっ?うおっ」

近づいてきた彼女に驚いて少し後ずさりする

突然、視界が揺れた

彼女が持っていた袋が真横の床に落ちる音で

俺は彼女に押し倒されたのだと気がついた

次の瞬間、目の前の超至近距離に彼女の整った顔があった

彼女は俺の腹の上に乗って、両手で腕を抑えている

「やっぱり、そうですよね?」

「な、何が?」

彼女の目はじっと俺を見つめ、顔は紅潮して息も少し乱れている

そして彼女は口角を上げて、とても可愛らしい笑みを浮かべた


「あなた、天望(てんぼう) ソラ…ですよね?」

題名が全てと言っても過言ではない

ということで、高校三年生は全カットです

まぁ、それなりに配信しながら勉強もしてたってことで…

松永さんは凄くいい人です、あと知らない人が二人増えてるのは、どういうことですか?!

俺にだって分からないけど、空くんの学校の設定考えてたらいつの間にかそこにいたのです…怖い

最終回かな?のくだりは題名の通り、高校生活の最終回ってことになりますね、多分、知らんけど

あとは、お高めマンションをニッコニコで渡す神綺さんの財力スゲーってなったり


それに、新ヒロインっすね

吾妻 奏…空くん、紅葉ちゃんの次、つまり三番目に設定が固まっていた子です

斑鳩さんより先です

ただ初期紅葉はツンデレだったはずなのに

ただのデレにクラスチェンジしたため

彼女も変化する可能性が高いです

今のところ、初対面の空くんを押し倒した女ですね


それでは今回はここまで

最後にブックマークと評価ありがとうございます

次回は今回の続きから

奏が空くんを押し倒したところからですね

あと、東京組も出せたら出したいと思います

それでは、また次の配信でお会いしましょう

I want to see you again…


ソラくん、配信しないの?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ