重大発表
こんな調子でどんどんとマシュマロに答えて行った僕らは、ついに最後のマシュマロの読み上げとなった。
「それじゃあいよいよ最後の質問だ。『レイフ君、シオンさんこんばんは。シオンさんが清楚なのと、レイフ君とシオンさんの絡みがてえてえのでこの先がとても楽しみです。お二人のコラボもそれなりに頻繁に行われることと思いますが、今のところ何をやっていこうという内容は考えているのでしょうか?』とのことだが、これは僕から答えよう。」
この配信はシオンをよく知ってもらおうというためのものではあるが、それと同時にこの先何をやっていくのかという期待を視聴者に抱かせるための配信でもある。
そのために、何かワクワクするようなものを計画して、ここで発表できるように準備しておいた。
「もちろん一緒にゲームや歌だとかも考えてはいるのだが、最初は僕らにしかできないことをしたい。僕ら二人に共通している他にはでき無さそうなことと言えば…?そう、貴族ならではのものだ!貴族と言えばお目が高い、舌が肥えているといった感性が鍛えられている・教養を身に着けているというイメージがあるだろう。ということで『第1回フェイク=リベリオン家格付けチェック』を企画した!」
僕の発したそのタイトルに、「他でも普通にやってるのでは」「VTuberの箱ではすっかりおなじみだなあ」「二人だけでやるの?」といったコメントが殺到する。
まあまて落ち着け。
「もちろん、タイトル自体を聞くとパロディのようにも思えるだろう。しかし、他とは違う点をよく考えてみてくれ。そう、格上同士の戦いが見れるということなのだ!僕とシオンの戦いにスーパーの牛肉と松坂牛を食べ比べさせる問題など存在しない!それで、面白くなるのか?と不安になるだろうが、よく考えてみてくれ。これは競技だ!みんなが創造しているバラエティとは別ジャンルの番組になることを約束しよう。ゲームの大会やスポーツや将棋のプロの戦いといった緊迫感をお届けできるよう努力することをここに宣言する!」
僕の宣言にチャット欄も「おお!なんかすごそう!」「神々の争いが見られるのか」「格付けがスポーツ化しているのか」といったコメントで沸き立っている。
そうだ、もっと沸き立たせてやろう。
この調子のまま、重大発表に移る。
「そして、二人だけでやるのか?というコメントもあったが、良いことを聞いてくれたな。これはいわば僕とシオンのエキシビジョンマッチだ!つまり、本番があるということで…」
ここでシオンにDiscordで指示を出し、引き継いでもらう。
「そう!ここで重大発表で~す!!」
シオンの高らかな宣言と共に告知画像を大きく出す。
「フェイク=リベリオン家、第1期生の募集だ!!」
「私たち二人を0期生ということにして、新しく配信してくれる方をオーディションで募集致します~」
告知画像には5人の立ち絵が描かれており、どれも気品のある顔をしている。
チャット欄は「さっそくオーディションが始まったぞ!!」「絶対応募する!」「シオンさまシオンさまシオンさまぁ~」といったコメントで流れる速度が一気に速くなる。
最後のやつは要注意人物だな…
「新しく募集するのは、フェイク=リベリオン家当主と当主夫人、執事長、メイド長、料理人だ。オーディションの詳細はホームページに記載するから概要欄から飛んでチェックしてくれ!」
「そして、私たち二人で行ったエキシビジョンマッチを基に、新しく入ってきていただいた5人で本番に挑んでいただきたいと思います。もし、ここら辺の強みをアピールできるというのであれば、オーディションの際に言ってください。もちろん無くてもそれだけでオーディションを落とすなんてことは無いので安心して応募してくださいね~」
緩い雰囲気に突然降って湧いた重大発表にチャット欄はどんどんと盛り上がってきた。
はろろいど!(唯一ホロスターズで3D化されている)
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