マシュマロコラボ
二人でのコラボが始まる。
僕とシオンがリビングに座っているところを真正面から映し出す。
「じゃあさっそく始めていこうか。今日は、主にシオンに関する質問のマシュマロに答えていく。最後に重大告知もあるのでよろしく頼む。」
まず僕の挨拶から入る。
重大告知を最後に回しておくことで、できるだけ長く見てもらうというよくある戦略だ。
まあそうでなくても、視聴者は今シオンに興味津々のはずなので最後まで見てもらいやすい状態ではあるかと思うが、念には念を入れておくべきだろう。
もし僕へのガチ恋が既にいるなら申し訳ないとは思う。
その人たちに取ってみたら、シオンはポット出の姉だろうから受け入れにくいだろう。
今のところエゴサしていても「何よあの女!」みたいなツイートは見られないので大丈夫かとは思うが。
まあそんなことは脇に置いておいて配信を進めて行こう。
「じゃあ、早速最初のマシュマロだ。『シオンさん、デビューおめでとうございます。レイフ君との関係性にみんな関心が行っていますが、自分はシオンさんのこれまでにとても興味があります。レイフ君のように誘拐されたり壮絶な出来事があったりはしなかったんでしょうか?また、シオンさんは、レイフ君が誘拐されたときはどうしていたんでしょうか?』じゃあシオンどうぞ。」
「そうですね。私はレイフ君みたいな事件に巻き込まれたみたいなことはありませんでしたね。女なので狙われやすかったはずなのですが、何事もなく過ごせてきました。」
ん?詩音は親のことを知らないのだろうか?
思わず口を挟む。
「シオンは結構守られてたぞ?ボディガードとかも遠巻きに配置してたし、気付かなかったのか?」
そう、詩音の家は僕の家よりもさらに裕福だったので、一人娘だということもあり、詩音の親は神経を尖らせて、娘が不自由しないように裏で色々としていたのだ。
ボディガードも雇っていたし、たまに危なそうな男が近寄ってきたときはそのボディガードたちに排除されていたのを覚えている。
僕の誘拐事件があってからは、他人事じゃないとさらに神経を尖らせていた。
まあ、守られている本人は中々気づきにくいと言うが、詩音もその例に洩れなかったようで驚いた顔をしている。
「ええ!?そうだったの全然気づかなかった!嘘…」
チャット欄では、「天然要素もあるのか…ありだな」「どこまで属性盛って行くんだ…」「それ以前にボディガード雇う人ってほんとにいるのかよ。初めて聞いたわ」と様々な反応に分かれている。
まあ、僕も誘拐された後はボディガード付けられるようになったし、人のことは言えない。
とりあえず自分の鈍さにショックを受けているシオンに構わず話を続けていく。
「僕の事件があってからはなおさらだったな。まあ、僕にも付くようになったけどシオンの方はさらに増やされたぞ」
するとシオンはさらに目を丸くする。
「えええ、本当に気付かなかったよ。まあでも、レイフ君の事件は結構衝撃だったからね。それは当然かなあ。」
驚いた顔のまま納得するなんて器用なことするなあ。
とりあえず僕の事件の話題が出たので、その話を進めて行く。
「そうだったな、それでその時シオンが何してたかって話だけど…」
「ああ、そうだった。レイフ君が誘拐されたときは私は家にいて驚いてましたね。助けに行こうとして親に無理やり止められてました。」
思い出しながらシオンは苦笑する。
僕も後で聞いた話だが、相当取り乱していたみたいだ。
詩音の親からなだめるのに大変だったよと苦笑交じりに言われたことをよく覚えている。
当時の状況はリスナーにも伝わったようで「てえてえ」「姉弟愛か」「こんなお姉ちゃんが欲しかった(血涙)」といったコメントが流れていた。
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