表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

42/105

討伐完了!

 ゲーム開始の合図と共に、チャットの流れが本日一番の速さを見せる。


 皆が思い思いの技名と共に魔法や攻撃を繰りだす。


 中には反映させられないような魔法を指定してくる人もいたが、せっかくスパチャで投げてくれたので、当たらないような向きで再現してあげるようにした。


 するとチャット欄が当たらないけど再現してくれると騒ぎになり、スパチャの流れがさらに加速した。




 「ちょっと待ってくれ、当たらないように再現しようとは思ったけど倒してくれないとゲームにならないぞ!?」


 時空魔法とか重力魔法とかやられても困るんだが…




 チャット欄の一部では俺の考えた最強の魔法大会が開かれてしまっている。


 「俺の考えたこの魔法ならどうだ!エクストリームバーニングバースト!!」「くっ俺の右手が止まらねえ…!暗黒疾風烈旋!!」「お前らまだまだだな。滲み出す混(このコメントは削除されました)」




 …なんだこの痛いコメントたちは。


 僕の初配信も痛い痛いと言われたし、さっきの場の盛り上げ方も少し痛かったかなと思ったけど、ここまでひどくないぞ。


 エクストリームバーニングバーストとかただ火炎投げつけて爆発じゃダメなのか…?


 まあせっかくスパチャで頼まれてるし、できる限りのことはやってあげよう。




 「ほらどうした?そんなことじゃドラゴンは倒せないぞ?君たちの本気を見せてくれ!」




 場を煽ってドラゴン討伐の方へと誘導していく。


 しかし、ドラゴン討伐のコメントの盛り上がりと同時に、なぜか「俺の考えた最強の魔法大会」も盛り上がっていく。


 痛い発言で揶揄われている僕への当てつけか…?当てつけなのか!?


 くそっ…できるだけ気にしないようにしよう…




 ドラゴン討伐自体も盛り上がっていく。


 やはりドラゴンがリアルな反応をしたり、攻撃の手ごたえが分かりやすかったりしているのが好評なようだ。


 大量の剣を空中に舞わせて攻撃する魔法や炎を纏った拳で攻撃するなど、華やかな戦いやロマンのある戦いなど様々なバリエーションがあり、見ていてとても楽しい。


 それに皆で戦っているというレイドバトル感が、気分をさらに高揚させていた。




 ドラゴンの方も負けじと攻撃を繰り出す。


 特にブレス攻撃は迫力があり、参列者たちが飲み込まれてカメラまで吹っ飛んでくる様はとても臨場感に溢れているシーンだった。


 尻尾の攻撃や噛みつきなど、他のどの攻撃も迫力に満ちている。




 しかし、討伐もそろそろ終わりが見え始める。


 段々とドラゴンが弱っていき、地面に倒れ伏す。


 そして動かなくなり、ついには砕け散った。




 チャット欄は「おおおやった!」「楽しかった!!」「最後まで作画最強すぎん?」「討伐完了!」という言葉が並ぶ。


 誰だ、「みんな落ち着け、レイフのことだ。ドラゴンを復活させて絶望に落とすに違いない!」とか言ってるやつは。


 「俺の最強魔法が…」とか一定数落ち込んでいる層がいるのも何気に気になるからやめなさい。


 しょうがないから今度「俺の考えた最強の魔法大会」正式に開いてあげるか。


 まあそれはそれとして…




 「おめでとう!君たちはまさしくドラゴンスレイヤーだ!とても楽しんでいただけたようで、こちらも作った甲斐があるというものだ。」




 とりあえずまずは最初の出し物を締める。


 チャット欄も「最高のゲームをありがとう!」「クオリティが神!」と最大の賛辞で応えてくれた。

はいめいかろ歌衣メイカです(友達に身バレしたので友達をVTuberにした人。ちなみにそのVTuberは螺旋巻かたりという方です。)


【Vニュース】

ドーラさんの誕生日です、おめでとうございます!


こんなニュースあるよって方は感想かメッセージかTwitterで教えてもらえるとありがたいです!


【企画募集】

主人公レイフだからこそできる配信や動画などの企画募集してます。

思いついたらぜひ感想やメッセージ、Twitterで教えてください!



連載初めて間もないのにレビューやブックマーク、評価ありがとうございます!

励みになりますので、これからも評価・感想・レビューなどなどよろしくお願いします!

Twitterもやっておりますのでそちらの方もご確認ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ