ダレない動画の作り方
累計2000ポイントありがとうございます!
「そうだ、危ない忘れてた!」
さっそく動画を作り始めようとして、ふと気が付く。
ずっと松殿とのことに意識が向きすぎて、会う前に何をしようとしていたのかを忘れるところだった。
「時間がそこまで経っていなかったのも良かったし、何しろあれ以降ツイートしてないから、忙しかったと思ってくれるよな…」
一日は経っており、仕事意識の高い人の中にはイライラした人もいると思うので、一応フォローはしとこう。
ツイートで「急用に振り回されていたので浮上が遅くなった。DM送ってくれた人はすまないが、今から返信していくからもう少し待っていてくれ。」とだけ呟いておく。
さあ、交渉していこう。
大抵は雑談配信のお誘いなので、日程調整と雑談内容を決めていけばいいのだろう。
「返信遅くなり大変申し訳ありません。コラボのお誘いありがとうございます。まさかお誘いいただけるとは思わず、大変嬉しく思います。ぜひ一緒にやらせていただきたいです!」
このように、コラボすると決めた全員に返しておく。
返事が返ってくれば日程や内容のすり合わせに入っていくだろう。
さて、コラボ関係は返事を待つとして、動画制作に戻ろう。
どうせなら、みんなをアッと言わせるものを作りたい。
せっかく技術力が上がったのだから、派手なアニメーションで驚かせたい。
派手なアニメーションというと、戦闘シーンが思い浮かぶだろう。
臨場感と緊迫感を演出するために、シーンを目まぐるしく変化させて炎や光が飛び散る様は、まさに派手という他ないだろう。
しかし、今はまだ戦闘アニメを作る時ではない。
まだ少ししか動画を出していないのにいきなり戦闘しても、視聴者は置いてけぼりになってしまうからだ。
「とりあえず僕の半生を振り返るみたいな感じにしたらいいかなあ。」
その中にスポーツや演奏といった、戦闘シーンほどでは無いものの、派手な演出をできるアニメーションは挿入できるはずだ。
そして、この中に後で戦闘アニメを作れるような伏線も張って置ける。
「本物の僕に寄せた経歴を作るのがいいだろうな。」
流石に一致レベルまで寄せることは、本人に気づかれそうだしできないが、自分が今まで体験したことを描写することはとても説得力を持つので、できる範囲で近づけておきたい。
何より、本物の僕はそれなりに修羅場を潜り抜けているのだ。
戦闘への伏線も張りやすいし、興味を持ってもらえるような中身のものも作れるだろう。
「どれくらいにまとめようかなあ。」
大体一つの動画は、10分~15分程度が引き延ばせる限度だ。
20分でも見てくれるが、10分のものを二つ投稿する方が、トータルで見るとより長くとどまって見てくれるだろう。
Youtubeに投稿する動画の長さの目安はジャンルによって様々だが、基本的に30分も尺がある動画は視聴者がダレてきてしまうのだ。
「何個かに分けて投稿した方が良いかな。」
生まれてから小学校卒業まで、中学校編、高校編、そして大学入学から今という4つに分けたらちょうどいいだろう。
習い事と賞の獲得、誘拐や父の事業でのトラブル、学業、友人関係や社交関係などをまとめると、それぞれ10分程度に収まるはずだ。
「さあ、決まったことだし作っていこう!」
ソフトを新調すると気分が良い。
鼻歌交じりに動画制作に取り掛かった。
どうも、作曲バーチャルYoutuberのミディ~です!(瀬戸美夜子さんと仲良し)
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