ついに黒幕のご登場…?
誤字報告ありがとうございます!
私用で投稿遅くなりました。
お待ちいただいていた方すいません。
「………ッ!!」
突然覚醒する。
気を失っていたのかと疑うほどに、意識は明瞭だ。
この身体で生身と一番違いを感じる点は、覚醒した時点から意識がはっきりしていることかもしれない。
しかし今はそんなことよりも…
「なんで意識を失ったかだよな…」
何しろ睡眠を必要としない身体だ。
疲れも何も感じていないし、これはいよいよあれじゃないだろうか?
そう考えた僕の予想を裏付けるように、タイミングよく目の前にウィンドウが現れた。
ウィンドウの中には、カメラを通した風景が映っている。
どこかの研究室らしく、周りには機材が立ち並んでいた。
そして、画面の中央には白衣を着た男性が立っていた。
「おはよう、No.100。いや、レイフ・フェイク=リベリオン君と言った方が良いかな?」
そう男性が語り掛けてくる。
こちらに本心を探らせない、何とも言いきれない表情だ。
でもやはりVTuber活動をしていることは承知の上か…
そんな僕の考えをよそに、男は話を続ける。
「君も突然こんなことになって困惑していることだろうから、順を追って説明しよう。…っと、その前に自己紹介がまだだったね。私は株式会社Roplarhの代表取締役、松殿忠基だ。よろしく。」
ご丁寧に企業のトップが挨拶しに来てくれたらしい。
ついに僕を産み出した正体が明かされたのだ。
しかし、100人に今まで直々に挨拶してきたんだろうか?
まあそれよりもこれから説明してくれるそうなので、まずは話を聞こう。
「我々はそもそもAIの開発をしている会社でね、君が上手く使っている学習・再現ソフトも我々が開発したものだ。中々優れものだろう?」
思わず頷く。
確かにこれがあったからこそ、今のVTuber活動が成り立っている。
逆にこれが無かったらと思うと、今でもこの白い空間に一人ぼっちでいる光景が容易に想像でき、ゾッとする。
そもそもこの空間に放り出したことは後で追及するにしても、このツールを付けてくれていたことには感謝している。
…そう、感謝しているのだ。
もちろん、この状況を産み出したことは許していないが、このソフトがあって今のところ活動に干渉されていないからこそ、普通の人間にはできないような体験ができているし、それが経験できて楽しいと今は感じているのだ。
この状態が維持されてさらにサポートしてくれるというのであれば、軍事利用などの非人道的なものに加担させられない限り、お願いされたことに少しは協力しても良いと考えるようにはなっていた。
だからこそ、これから何を言われるのかが重要になってくるのだが…
「気に入ってもらえているようで良かったよ。そして、このように開発には成功したのだが、我々はさらなる成果を求めた。これを使う存在の開発だ。」
「使う存在…?」
思わず反応する。
つまりは僕のことだろう。
ただなぜそこに至るのだろうか?
「やっと話してくれたね。そう、使う存在だ。どんな優秀なソフトでも使う側に欠点があってはいけない。これはすぐ理解してもらえることだろう。しかし、人間的な欠点の面は残しておきたい。結局それが利益をもたらす対象は人間だからね。人間的な判断を失っては大きくそれた方向に行ってしまう。」
もっともな話だ。
AIに人間的な思考法を仕込むことが現在の至上命題であり、色んな面から開発が試みられている。
どうやらこれは、人間とAIの間にワンクッション置いて、その存在を人間的なものにしようという話のようだ。
「もちろんだからと言って、人間そのものが使うには多くの欠点が存在する。そこで、人間的な思考以外の欠点とは何かという話になる。我々は、それを時間の経過に伴う疲れや集中力の低下、睡眠等の生理的障害といった身体的な制約が欠点だと結論付けたのだよ。」
ハロー旦那様アナタの嫁の萌実だよ~(エイレーン一家は素晴らしい)
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