【別視点】とある女オタクの決心
今日は1話だけの投稿となります。
1000ポイント達成ありがとうございます!
「この人何者なんだろう。」
私は昨日見たカラオケ配信のことで、ずっと頭がいっぱいだった。
24時間歌い切ったこともすごいけど、声や顔が特に好きだったのだ。
VTuberのことは最近知り、ちょこちょこ見て回っていた。
そしてたまたま昨日Twitterのトレンドを見ていたら、デビューしたばかりの新人がすごいことをやっていると知り、配信を見にいったところ、とても気に入ってしまったのだ。
まず絵が良い。
プロが書いているのかと思うほどに良く描き込んであり、顔のつくりも非常に好みだ。
優しそうな雰囲気を醸し出しつつ、裏がありそうな雰囲気が何よりたまらない。
そして声もドストライクだ。
歌は文句なしの100点。
あれだけ上手いと、きっと名のある歌手か歌い手なのだろう。
喋る声も、穏やかなのに高圧的な口調にしようと背伸びしているように見えるのが可愛くて、性癖に刺さる。
「これは推せる!」
今まで見てきたVTuberにも何人か推しがいるが、この人は本格的に推していきたい。
今回で収益化するだろうから、スパチャも投げたいし、メンバーにももちろん入りたい。
「グッズ出したらコレクションしたいなあ。」
ぬいぐるみとかにして出してくれないだろうか。
「他にファン向けのサービスは何かしてくれるかなあ。」
ボイス販売とかもVTuberの定番だけど、そんなの出されたら一日中ループしていられる自信がある。
すぐにでかくなるだろうし、ライブイベントとかもそのうち開いてくれないだろうか。
「本音を言えばおしゃべりしたいけど…」
どうすればいいんだろう。
自分もVTuberになる?
いやでも数字も持っていないファンがVTuberになったところで、コラボしてくれるだろうか。
自分なら断る。
既に10万人を超える登録者がいるし、VTuber向けにだとしてもDiscordのアカウントをさらすなんてことはしないだろう。
1,2年前はバレるまでVRchatに潜り込むなんて企画をするVTuberもいたが、中々今ではそれも難しい。
そんなことを悩みながら悶々としていると、Youtubeの通知が表示された。
「え?一日二本も動画投稿したの!?」
動画を二本も一日に投稿するのが、中々難しいということぐらいは分かる。
ましてや、中々作り込まれた動画なのだから、実写でパッと録ってちょこっと編集して投稿するYoutuberとは手間のかかり方が全然違うはずだ。
やっぱり何人かでやっているんじゃないかと思ってしまう。
うーん運営として応募するのもダメかと思いつつ、詳細を見る。
「お!アニメ動画だ!やった!」
こういう作り手の性格が垣間見える動画を見るのは好きだ。
迷わず即再生する。
画面には、これを投稿するのは不本意だ!とふてくされているレイフがいた。
「ふてくされてるレイフ君可愛い~!」
作り手の、これ見せたらウケるだろうって思ってるあざといところも可愛い。
いや、今ならなんだって可愛いって言ってしまう。
実際今画面に映っている、家族に揶揄われて落ち込んでいる姿も可愛いと思っているところだし。
「あ~やっぱりおしゃべりしたいなあ。」
これだけ推しが可愛いと布教したくなる。
自分も張り合えるところまではいかなくても、そこそこ影響力のある存在になって布教やコラボがしたい。
「やっぱりダメ元でVTuberになってみるかあ。」
VTuberになれば、友達もいっぱいできると聞く。
コラボできなかったとしても得るものはあるだろう。
こうしてまた一人、VTuberがこの世に増えたのだった。
ほまーに?(・ワ・ ) (←ルンパッパです)
【Vニュース】
VTuber最協決定戦で優勝した東京スカルタウンの皆様おめでとうございます!バーチャルゴリラさんも最多キルおめでとうございます!
矢車りねさん、誕生日おめでとうございます!
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