一期生お披露目配信①
記念すべき100話目となりました！
今日まで投稿を続けられたことを感謝致します！これからもよろしくお願いします。
それからしばらく話し合い、結局宮村さんは合格となった。
実際に話し合ってみて価値観的に地雷にはなりにくいなと判断したのだ。
VTuberの界隈全体を見てみても、社畜やプロ作家などを経験してVTuberとなった人はまず問題を起こさない。
全員に共通しているのは、VTuberとして活動しているということが仕事だと言う考え方だろう。
相手との信頼関係の構築がどれだけ大事かということを実感してきたからこそ、身についたものなのだと思う。
趣味の延長線上で活動している人も多く入り交じるこの業界では重宝される考え方なのだ。
そんなわけで、宮村さんを合格させた後、他のキャラクターも順調に決まり、準備などを経て、いよいよお披露目配信当日となった。
打ち合わせなど、この日までには様々な事があった。
例えば、僕の存在がAIだとはみんなは完全には信じてくれてはいない。
各自のPCで作業を手伝っているので少し特殊な存在なのだなとは思いつつ、どこか違うところからレイフのアバターを操って操作している謎の社長と言う感じに思っているらしい。
まあミステリアスで良いかもしれないけど……。
何はともあれ、リハーサルも行い、準備は完璧に整った。
「皆さん、準備は良いですか？」
僕の問いかけに皆が頷く。
まだまだぎこちない関係性だが、これからどんどん仲良くなっていくことだろう。
良い一家だと周りに思われるような未来を期待したい。
「それでは各自切り替えをお願いします。始めるぞ」
配信を立ち上げ、オープニングを流す。
これが終わったらフェイク＝リベリオン・ファミリーの公式チャンネルを作成して、一期生紹介動画を投稿するつもりではあるが、今回はその紹介も兼ねた配信だ。
新しい船出をみんなで祝おうというものである。
オープニングが終わり、挨拶を行う。
「ごきげんよう。レイフ・フェイク＝リベリオンだ。今日は記念すべきこの日にお集まりいただいたこととても嬉しく思う」
最近記念日が多くて何よりだ。
毎回の配信がほとんど記念日みたいな感じになっている。
既に同接も3万を突破し、注目度の高さをうかがわせてくれる。
記念配信などはほぼ毎回トレンド入りする状態となったので、一流のVTuberになれたのだなと実感できる。
次は毎回の何気ない配信のトレンド入りと箱のトレンド入りを目指していきたい。
「今回は告知通り、一期生のお披露目配信だ！もう気になってしょうがないと思うのでさっそく紹介していこうと思う」
前置きもさっさと済ませ、紹介の方に入っていく。
みんな気になっていることだろう。
僕もどんな挨拶をしてくれるのか気になってる……。
「それではまず当主からだ！つまり僕のお父様だな」
そして当主に振る。
配信画面も当主をアップにする。
「レイフの父、エドワードだ。レイフの紹介で私たちも配信を始めていこうと思う。フェイク＝リベリオン家では当主をしているが、この配信事務所のフェイク＝リベリオン・ファミリーではレイフがリーダーなのでよろしく頼むぞ」
力強い声でエドワードが挨拶する。
筋骨隆々のイケメン親父という佇まいにフィットした声だ。
中身もフィジカルモンスターなので３D化には期待したい。
「続いて僕のお母さまだ！」
この配信ではそれぞれの挨拶を先に済ませてしまうという目的なので、詳しい情報はフェイク＝リベリオン・ファミリー公式チャンネルで出す予定だ。
さっさと当主夫人に順番を回す。
「レイフとシオンの母のソフィアです～。皆さんよろしくお願いしますね～。この一家の空気を和ませれたら良いな～と思っています」
ソフィアがフフフと穏やかに笑いながら挨拶をする。
優雅に落ち着いた雰囲気を出すので和ませ役にはピッタリだろう。
チャット欄には「ママ～」の声が飛び交っている。
だから自分のママじゃないだろうに……。
このドスケベどもめ！（決め台詞無かったのでこれで。地声とボイチェン交ぜるバ美肉Vは中々いない）
【Vニュース】
甲斐田晴さんの誕生日です。おめでとうございます！
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【個人勢応援】
今回はお休み
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主人公レイフだからこそできる配信や動画などの企画募集してます。
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