呪われし血族ベルク1
初代ヴェルコニア王のベルクが主人公のサイドストーリーが始まります。
フィルハザードとの因縁を書いていきたいと思います。
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俺はガタガタと揺れる部屋で目を覚ました。
恐らくは何処かに運ばれているのであろう。
ぐっ!何故だ!?体が小さいぞ……どんな薬を使いやがった。
俺を一体何処へ連れて行くつもりだ……
始末するのであればとっくに始末している筈だ。
はっ!まさか人体実験!?
思い出せ……
どうしてこうなった……
俺は確かバイクに乗って……ダメだ思い出せない。
恐らく何処かの組織に捕まったのだと思うのだが一体どこの組織が……
俺は仕事に痕跡を一切残さないサイレントと呼ばれる一流のスパイだ。
こんな場所に閉じ込めても無駄だ。
直ぐに脱出しやる。
ふむ、足場が悪いな。
この感覚、船だな……
俺は部屋の中を見回し脱出について考える。
ん?あそこに隠れられそうだ!
俺は天井にある隙間に入ろうとした……その時!
小さな女の子に見つかった!
しまった、奴を消さねば!
チッ!武器がない……
締め殺すか!
「おかぁさぁーん!ベルクが悪い事してる!」
何をしゃべっているんだ?応援を呼んだか!?
10ヶ国語以上話せる私に理解出来ない言葉だと……?
となると何かの暗号であろうか?
この様な小さな子供ですら暗号を使うとは恐るべき組織だ……
その後も何度か脱出を試みるも俺はあの小さな女の子に捕まった。
恐らくあの子が俺の監視役なのであろう。
俺は末恐ろしさを感じた。
俺は監禁され続けたが何もしなかった訳ではない。
1ヶ月後、俺はついに奴らの暗号を解き明かした……
そして、暗号の謎を解いた時に気付いてしまった。
俺が異世界に記憶を持って転生した事に……
短くなりました。
また深夜の更新になると思います。
出来れば明日の早朝までにベルクのサイドストーリーを完結させます!(予定




