わい、オーディションメンバーを募集。
いつも有難う御座います。
5/5修正
どんな組織でもピラミッドの底辺が一番大事って地球の偉い人が言ってた。(適当)
俺はヴェルコニアの兵士達の底上げに成功し、兵力は格段に上がった。
そんな中、俺は親父に呼ばれた。
「バーン、相変わらずムチャクチャだな。まあプラスに事が運んでいるから良いがな。」
「父上、底辺が重要なのですよ。ピラミッドの底辺がね!」
俺はドヤる。
「よくわかんねぇが本題だ。(完全スルー)」
えー、良いこと言ったよぉ~ぼく。
「お前に騎士団を持たす。名前と人選はお前に任す。」
んな雑な……
「あい。わかりましたよ~。」
「馬鹿者!名誉な事だ!シャキッとせんか!」
ウィル兄に怒られるまでが俺の様式美だからね?
冗談はさておきどうするか……
しばらく考え込み俺は閃いた。
「オーディションをします!」
「「は?」」
こうして俺は城下街の広場を貸切りオーディション会場を作成した。
名づけて……
王子の直属騎士になれちゃうぞオーディションだ。
す、滑ってなんか無いんだからね!
一般の方々もモチロン参加OK、他国の方、他種族でもOK!自薦他薦は問いません。
以上の内容で募集期間を2ヶ月としてふれ回った。
審査は親父、大将であるウィル兄、近衛騎士団長のウェルバ(出世した)騎士団長のマルクス、そして俺だ。
他にも騎士団長はロビンを抜いて3名いるが今は南の防衛戦線に出ている。
まぁこれは2ヶ月後なのでゆったり考えよう。
まずは近場の事からだ!
10年も前だった為すっかり記憶の奥底に眠っていたが、俺が15歳の誕生日に婚約パーティーをする約束になっていたのだ。
「ファナかぁ……あいつ元気にしてるかなぁ。」
俺の耳にもファナの噂は入って来ている。
今は【慈愛の女神】と呼ばれているらしい。
何でも魔境をいくつも浄化し戦場では重傷の兵士を何人も救ったなど様々な噂が飛び交っている。
「私、姉さんみたいに待つ。そして、ヴィクトール王子のようにアルデルシアに釣り合う女になる努力をする。」
あいつの言ってた言葉だ。
そうじゃねぇんだよな。
聖職者で頑張るんじゃなくて農業の知識とか家事の能力で頑張って欲しかったのになぁ。
これじゃ、慈愛の女神と釣り合わないバカ王子と無理やり結婚するみたいじゃねぇか……
この予感はズバリ的中していた
いつもありがとうございます。




