表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/494

わい、鬼になる1

冒険者編です。

5/5修正

俺達、片翼の天使は冒険者ギルドの訓練施設に来ていた。


俺は昨日、質問攻めにあいつつ返答をしていたらメンバーから自分達の戦闘スキルを見て欲しとの要望があった。

そんな事もあり全員の戦い方を片っ端から確認する。


「ロヴェインさん、ちょっと良いですか?」

「うん。」

「スキルに頼り過ぎて攻撃パターンが単調です。あと、下半身のバランスが悪過ぎて、ホラ」


足をかけるとズッコォっとロヴェインは転んだ。


「これは走り込みが足りないのと、型のバランスが良くないからです。これではある程度の対人戦では厳しいと思います。」

「うぅっ、的確だ。」


俺はガンガン指摘していく。


「ノルーンさん。気配が殺せても足音がなっていたら意味がありません。膝から足首を柔らかく使うんです。」

「な、なるほど。」


どっかで聞いた事ある指導だなぁ……



次は後衛だ


「二人とも魔力操作が出来ていませんね。それはイメージが貧困だからです。魔力をイメージし、丹田から全身へ回すんです。魔力操作は数ではなく質です!」

「うぅ。癒せばよいと言うものではないのですね……」

「そんな意地悪アンディも好き……」


一人変な返事があるがまぁ良いや。



一通り確認して分かった事がある……

こいつら全員危機感0だ!

0はカロリーだけにしろって言っただろ!

(言ってない。)

これじゃぁ近いうちコイツらやべぇ魔物とエンカして全滅する未来しか見えねぇぞ!


そして俺はある決断をした……


「今日から一ヶ月、地獄の合宿を行います!」

「「「「えぇぇえええ!」」」」

「正直言います。あなた達このままだと魔物のエサになりますよ?言わせもらいますけど運良く強敵に遭わなかっただけです!」


俺はそれぞれに意見を述べる。


「ロヴェインさん、あなた剣術に才能が無いとか言われて家を追い出されてますね?」

「ギクッ!」


「ミカエラさん、政略結婚か出家するか選択を強いられイヤイヤ神聖法術師になりましたね。」

「な、なぜそれを……」


「ノルーンさん。このパーティにいる理由はグダグダ出来て財力がある元貴族がいるから美味しい思いが出来るからですね。」

「なななな、何のこ、ことかな?」


「ララミオさん……はいいや。」

「なんでー!」


「恐らく皆さんは前にいた魔術師にも見限られたのでしょう?」

「なぜ的確にそこまで……」


ロヴェインさんは力ない言葉で返すのがやっとであった。


恐らくシンテンジの修行の成果だろうな。

相手の心を読めなければ生き残れない環境だからな。

あそこは。


「しかし俺にはあなた達に恩があります!冒険者にしてくれたね!俺はあなた達に才能が無いとは一言も言ってない!俺に一ヶ月頂ければ強くしてみせます!どですか?やる気はありますか?」


「「「「やります!」」」」


そして、俺は鬼になった……


新たに評価を頂きました。有難う御座います!

皆様、いつもご愛読頂き、有難う御座います。今後とも、宜しくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ