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わい、自分が何者かを知る。

更新します。

ラグナガルドの記憶は何兆年にも渡る壮大なものであった。

何故ならそれはラグナガルドの歴史=宇宙『エ•ウロパ』の歴史でもあるからだ。


無を司る広大な宇宙『エ•ウロパ』に佇む、混沌なる太陽『イオ•エ•ウロパ』の大爆発が全ての始まりであった。


その大いなる爆発『ビエルボゥン』により、うまれながらにして全知全能であり、完全なる存在である『8柱の始祖』が誕生した。


そのうちの1柱が俺、ラグナガルドであり、セリュニガランであった。


俺達、始祖は『エ•ウロパ』に繁栄をもたらす為『エ•ウロパ』に星を創造し、そこに生命体を創造した。


しかし『エ•ウロパ』の繁栄が進むにつれ、問題が起きる。


それは『エ•ウロパ』が徐々に膨張しており、その広大な領域を広げて続けている事であった。


やがて広がり続ける領域を、どの始祖が支配するべきかの論争になり、それは大きな戦争へと発展していった。


だが、『エ•ウロパ』全体を巻き込む戦争が起きる事を阻止すべく、始祖神の1柱である慈愛の女神メデュスカーンが立ち上がる。

メデュスカーンは解決策を求め、混沌なる太陽『イオ•エ•ウロパ』へ向かったのを最後に、消息を断ってしまう。



そこから始まる争いは無情なものであった……



自分達の創造した神々同士の代理戦争は星々を破壊し、繁栄は失われ、文明も衰退した。


時には自分の創造した同志でもある、神々からも命を狙われる事だってあった。


そしてそれは何万、何億、何兆もの命が絶たれ、その争いは今もなお続いている……



そんな日々に疲れたラグナガルドはある事を決断する。


自分の不滅の肉体を魂に隠し、記憶を抹消して他の星へ逃げ込もうと……



そしてそれは遂行される。


ラグナガルドと親密であった始祖、グルダナーンが支配する、とある平和な星『地球』に魂を送り込んだのだ。



そう、それが俺だ……


俺が何故、記憶を持ったまま転生出来たのか。

俺が何故、マキュリファウンスでこれ程の猛威をふるったのか。

俺は自分が何者かをようやく理解した。



そこまでの記憶を確認したところで俺の意識は覚醒した……







あと数話だけお付き合い下さい。

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