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俺様、神ハラをする。

更新します。

「テメェらなんつう所から降って来やが……って、おいおい……」


「うん、危険な状態だね。」


レオンとミナミは海水でずぶ濡れになっており、体も冷え切っている上に気を失っていた。


「ッチ、法術師がいねえんじゃ人力でどうにかするしかねえな。」


俺様が応急処置の為、二人に人工呼吸をしようとするとンドゥムは呆れ顔で言った。


「おいおいデイアラガス、マナを使って助けないのかい?」


「おう、俺様は攻撃系の術と自強化の功しか使えねえんだ。」


「はぁ、これは先が思いやられる………ああ、先ずはこの子達か、ほい!」


ンドゥムはため息を深く吐くと俺様に文句を言いながら魔力を放ち、レオン達を一瞬にて回復させた。


「おおお!やるじゃねえか。見直したぜンドゥム。」


俺様は感心したように言うと、ンドゥムはその言葉が気に食わなかったらしく、ムスッした。


「ああ!馬鹿にしてくれちゃってるなディアラガス!僕は力は弱いけど、ジェフォリュの一族なんだよ?創造神の一族なんだから回復なんてお手の物だよ。ハッハッハ。」


ムスッとしと思ったらドヤってやがる。

面倒臭い奴だな。。。


「ああ!ディアラガス!今、僕の事を面倒臭いと思ったでしょ。」


「おう。」


「むきぃい!そこは違うって答えてよ!」


「お、おう。」


本当にコイツ、創造神の一族なのか?

俺様はンドゥムをジト目で見る。


「な、なんだその目はディアラガス!」


「別に〜」


「ああ!まさか本当に僕がジェフォリュだって疑っているんでしょ!」


「………いや。別に〜」


「ああ!その間!その間が全てを物語っているよね!ね!」


「う…別に〜」

「ああ!今、うんって言いかけたでしょ!」


コイツは必死を司る神なのかな?

何も言ってないのに必死に弁明してくる。。。


っと、ンドゥムがギャーギャー騒いでいると、ミナミが目を覚ました。


「う……う…ここは……」


おっと、話しに気を取られていたが、コイツらはまだずぶ濡れだったな……

まずは体を暖めてやらねえとな。


「おう、起きたかミナミ。ンドゥム、暖を取れるところはねえのか?」


「ふん!知らない!」


ンドゥムは頬を膨らませソッポを向いた。

ま、まさかコイツ……拗ねているのか!?

そんな大人気ないンドゥムに俺様のボルテージは一気に上がった。


「テメェ!神のくせに拗ねてんじゃねえよ!」


「ああ!そういう態度って逆ギレって言うんだよ!しかも神のくせにって…明らかな神ハラだよ!神ハラ!」


「そんな言葉が存在するかボケ!さっさと安全な場所へ連れて行きやがれ!」


「ああ!ボケって!その暴言は天罰が下るよ!」


「うるせえ!お前の罰なんて怖くも何ともねえわ!ぶっ殺すぞ!」


そんな言い合いを10分程続けると、お互い疲れ果ててしまいンドゥムは文句を言いながら別室へ俺様達を案内した。



いつもご愛読、有難う御座います。

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