屈辱を晴らす時
更新します。
シェルドラン目線です。
※プリンちゃんが俺子だったのを忘れていたので修正しました。
憎きグヴァンとガラドランがそこにいた。
ついにあの屈辱を晴らす時が来たのだ……
俺はあの屈辱的な日々を忘れた事は無かった……
「ここは俺とガラドランに任せてくれないか?頼む!」
俺は仲間にこの戦いを譲って欲しいと深々と頭を下げる。
「訳ありらしいのうシェル……良かろう、好きにするが良い。」
「うむ、私は反論しない。」
リッケとユフォは賛成してくれるようだが、男性陣から反対の意見もあった。
「良いのかリケルド?相手はあの武闘派の神王だぞ?」
「そうだよ!コレは試合じゃないんだ!皆んなで一斉に行くべきだ!」
慎重になるバランの意見も分かるし、ヴィグスの意見も分かる……
しかし、ここはどうしても譲れない思いがあったのだ。
「吾輩からも頼む!これは吾輩とシェルドランとのケジメだのだ!」
あのプライドの塊のようなゲルドランも頭を下げて仲間を説得してくれた。
「ふむぅ……男性陣よ、どうであろうか?いざとなればうつけもファナもおるし、妾も加勢するつもりでおる。ここはどうか2人の兄妹の戦いを見守ろうではないかえ?」
リッケも反対しているバランとヴィグスに説得を試みてくれた。
「リケルドがそう言うのであれば反論はないな。」
「では僕も皆んなの意見に合わせます。」
「だ、そうぢゃ。行ってこい、シェル。」
流石はリッケ、俺達のブレインだ。
心から感謝するぞ。
「気を使わせてしまったなリッケ……行くぞ!ゲルドラン!」
「おう!」
俺達は早速、竜神化してグヴァン、ガラドランと対峙する。
「ガッハッハッハ!誰かと思えばゴキブリと性欲処理の雌ではないか!雌は我々の股間が恋しくなったのか?ああ〜ん?子も宿せぬ役立たずの雌が!たった2年で根をあげて逃げ出すとは根性無しの極みよ!ガッハッハ!」
そう、俺は100年前、ガラドランに幻獣界へ連れ去られ、戦士としてでは無く、子作りの奴隷として働かされたのであった。
しかし俺はどう言う訳か子を宿せず、その代わりにあらゆる獣達の相手をさせられた。
無論、そこにいるガラドランやグヴァンの相手もだ……
気が狂う程に俺は凌辱され続けていたが、2年程が経過した辺りで、何とかゲルドランが助けてくれた。
自害を何度も試みたが不死身の体がそれを許さなかった……
どうやら俺達運命の子供達はマーザの返り血を浴びた事で不老不死の呪いをかけられてしまったようだった……
あの時ほど自分の体を憎いと思った事はない……
それから俺は復讐を誓い、幻獣界に留まりつつ、己の肉体を鍛え抜いた。
追ってを振り払いながら……
そして遂に辿り着いた……
竜神王の先の強さに!
俺は馬鹿笑いするガラドランの股間の先にあるイチモツを槍でスパッと斬る。
あまりのスピードに唖然とするガラドラン。
ガラドランが気付いた時には血が噴水のように噴射していた。
「……ウグゥァアアアア!!ワ、ワシのイチモツがぁああああ!」
俺は苦しみ狂うガラドランを足払いで倒し、そのイチモツを槍ご肛門へ突っ込んだ。
「ひぎゃぁああああ!だ、だずげで!グヴァン!」
「ハッハッハ!面白い事を言うなガラドラン。グヴァンは皮を剥ぎ取られてそれどころではないぞ?」
グヴァンはガラドランが既に半殺しにしていた。
それ程の戦力差が広がるくらい、地獄のような鍛錬を俺達は積み重ねて来たのだ。
「アバババッババァアア!何で!何でこんな事にぃいいいい!ぐゔぁ!」
俺はガラドランの頭を踏み付けた。
「おっと、神王は死ねないんだったな。では行くぞ……」
さらに持っていた槍で下半身を滅多刺しにしする。
「ぎゃばぁあああ!!だすげべぇえ!!なんでワジがぁああ……」
あまりの苦痛にガラドランは気絶するが、骨をへし折り無理矢理覚醒させる。
「ウンギャァアアア!!」
「ハッハッハ、産まれたばかりの赤子のようだな。だが、この地獄は少なくとも2年は続けんとな……」
俺は竜神王ガラドランを痛め続けた……
なんとかもう1話。




