わい、罪を隠す。
1ヶ月ぶりの投稿です。
「おい起きろ、ジジィ。」
「にゃむにゃむ……」
「可愛くねぇんだよ!!」
「ブモッ!アガアガアガアガアガガガ!!」
イラッときた俺はエルダエダの鼻に指を突っ込んで無理やり起こした。
「なっ!いきなり何をするんじゃアルデルシア!」
「テメェが乙女みてぇな寝返りすっからだろ!あっ!きったねぇのが手についたじゃねぇか!」
「ぐぬぬぬぅ……相手がお主でなければ何かしらの罰を与えておったぞい!」
「まぁまぁ、落ち着けって。っで、ここに何しに来たんだっけ?何でお前こんな場所で寝てたんだ?」
「ぬ?ぬぬぬ?はて〜?何故ワシはここで……」
ん?何でだっけ?
まるで1ヶ月間放置されていたかのように思い出せん……
ん〜……何だったっけかなぁ???
…………あっ、思い出した。。。
そういやコイツが騒ぐもんだから腹にワンパン入れて気絶させたんだっけか。。。
こ、ここは上手く誤魔化すしかねぇ!
「まっ、まぁそのなんだ。良いじゃねぇかそんな事よぉ。」
「そうかのう?ん〜。少し腹が痛むようなぁ……」
「お、おう。任せておけ!【完全回復】!よし治ったろ。」
「ほう、流石よのう。古傷まで完治したわい!」
「おう!んじゃ帰るか!」
「いやいや待て。そう言えばここは魂の揺り籠への門ではないか!?思い出したぞ!ジェンドランとジェフヴァノは何処へ消えたのじゃ!?」
「す、寿司を食いにそこまで行ってくるってよ。」
「すし?」
し、しまった!寿司はこの世界でまだ定着していない食べ物だった!
何とか誤魔化せ俺!
「スーシの街とやらに魔族が現れてそいつらを喰らい尽くしてやるって言ってたぞ!」
「スーシの街?はて?どこかのう?」
「あ……アイリーンの方って言ってたなぁ。。。まぁ、とりあえず揺り籠の解放が先じゃねぇか!?」
「おう!そうじゃった!しかしこの封印を解くには……」
よし!上手く話を逸らせたぞ!
危く最終手段の逆ギレを出す所だったぜ……
「どうしたのじゃ?えらくニコニコしおってご機嫌じゃのう?聞いておったか?この封印は原始の神王5柱が全員力を合わせてやっと解放出来るかの代物ぞ?」
「あぁ、その歪みにある結界みたいなソレね。簡単、簡単。ほれ。」
俺は軽く【魔剣黒】を振り、結界を切り裂いた。
「な、ななななな!何と!」
「ほれ、行くぞ。」
「お、おう……これでワシの腹を殴った件はチャラにしてやるわい。」
「て、テメェ!ジジィ!覚えてやがったのか!」
「あんな死ぬ程の強さで殴られたら誰でも脳裏に焼き付くわい!」
「何を!!もう一度地獄を見せんぞ!」
「ひぃい!ジジィに暴力を振るうなぞ社会問題じゃぞい!」
「あぁ!?それでも神かテメェ!」
「うるさいわい!」
「…………」
「…………」
その後も言い争いは続いたが何はともあれ俺達は無事に魂の揺り籠を解放する事に成功した。
とにかく悪い事は直ぐにバレるようだ。。。
そこんとこ皆んなも気をつけようぜ!
( ´_ゝ`)キラーン
by A.B.V
何やかんや忙しく更新出来ませんでした。
楽しみにして下さっている読者の方々にはご迷惑をお掛けいたしました。
これからもボチボチ更新していきますのでお付き合いをお願いいたします。




