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エルファーナ、テンションがMAXになる。

予定を変更してエルファーナ目線でプロポーズシーンを書きました。

若干いつもより長いです。


「何をそんなニヤニヤしてんだよ?」


「ふんふふ~♪良い事があったからに決まっているじゃないの♪」


私は先程バーンにプロポーズを受けた。

もちろん二つ返事でOKを出した。

前世を含めこんな嬉しい事は無かった。


あ、ゼ〇シィを買いに行かなきゃ!!

そうだ!家名!家名はどうなるの?

エルファーナ・ヴェルクハイブ?

きゃ~ぁあ!恥ずかしい!


「お、おう。顔が真っ赤だけど大丈夫か?」

「うん!」


バーンはいま平静さを取り戻したけど、さっきのバーン♪可愛かったな~♪


目を閉じるとさっきの光景が何度でもリピートできるよ。





☆数時間前


天上神との戦いが終わった後、バーンが温泉に誘ってくれた。

自分で撒いた種とはいえバーンとは少し気まずくなった部分があり、素直に……いや嬉し過ぎて食い気味に返事をしてしまった。


行き先は一度連れて行ってもらった事のあるヴェルクハイブ家の始まりの地で、フィユーラと呼ばれる場所だった。



「ふわぁ〜懐かしいな〜フィユーラかぁ。ここは変わらないね〜バーン。」


「ああ、施設に対して他人から見つからないような幻術と劣化しないように時の魔法をかけておいたからな。」


「フフ、用意周到だね。」


「まぁ、俺専用の隠れ家だからな。しっかし、お前も良く覚えていたな。」


「……忘れる訳ないじゃん。バーンに連れていってもらった場所は全てが私のかけがえの無い思い出だよ。」


「ん?あんだって??」


忘れるはずないじゃない……

私にとってバーンは全て。

バーンは私の太陽。

そして生きる理由。

バーンがいれば他になにもいらない。

そんなバーンとの過ごした日々を一瞬たりとも忘れたりしないよ……


はっ!少し怖いかな?

ストーカーと言われても反論は出来ないけど。。。


それにここは私とバーンの初めての……

きゃ~♪恥ずかしい♪


そんな事を考えていると私のテンションは最大値を振り切り、ついはしゃいでしまう。


「バーンこっちこっち!」


「うぉ!話しを逸らした!つうか置いてくんじゃねぇよw」


それから私達はたわいもない会話をしながら1時間ほどお湯につかった。


だけどバーンはなにか様子がおかしく会話も上の空だった。


ま、まさか……この思い出の地で別れ話し!?

いや!絶対いや!それだけはいや!


気絶しそうな体を何とか奮い立たせ、私は平静を装った。


温泉を出ると日は既に落ちており、メドの花が暗闇の中で月に照らされ蒼く発光し、幻想的な風景が広がっていた。


そんな景色を二人で眺めているとバーンは急に強ばった表情で切り出した。


その表情に私も緊張するがここも平静を装う。


「ティ、ティ、ティファルディア!!」


「どうしのバーン?顔が少し強張っているけど?」



き、きた……いきなりフルネーム!?

だが、この間のエルファーナよりダメージは少ない!

一体何を私に伝えて来るのだろう?

ネガティブな感情が渦巻く。


そんな最中私は今は亡き父に祈りながらバーンをジッと見つめた。


『お願いパパ!私を助けて!!』



「あ、あのさ、俺達はその……家が無くなってほら…許嫁とか解消した…じゃねぇか……」


「う、うん…」


あわわわわわ……これは……特大ブーメランが私に刺さろうとしているんじゃないの!?


私の口から魂が抜けかかったが、それを持ち前の根性で飲み込み何とか二本足で立ってみせた。


何を言っているか分からないとは思いますが、ありのままをお伝えしました。


しかしバーンから出た言葉は予想だにしない言葉だった……



「けけけけけけ、けどよぅー!お、俺は…その〜なんて言うかその〜お前の事が……」


「うんうん!!」


なっ!何この神展開!?パパに祈りが通じたの!?

もしかしてバーンてば私に告白しようとしているのかしら!?


私は地獄から天国へジャンプするような勢いで心が弾み、バーンを期待の目で見つめた。



「その〜」

「うんうん!」


頑張ってバーン!


「すすすすすすす〜……」


「す!?」


そうだよバーン!ヒトは言葉にしないと気持ちが伝わらない生き物なの!

愛されているという実感が湧くには態度だけじゃダメなの!

言って!私の事を好きってハッキリ言って!

もう焦らさないで!

胸が張り裂けそう!


「いや違うな……あああああああ、あいああああああいしああああ……」

「あいし!?」


愛しているキター!

って言うかキテー!

何で寸止めするの!

も~じれったい!

バーンの作戦かしら?

それにしても緊張しているバーンったら可愛い!


「んんんんんんん、……コレも違う……」


違わないよ!

絶対断らないから早く言って!

もっと!もっと!スパって言ってよ!


私は我慢が出来ずバーンに催促をしてしまう。


「じゃ、じゃあもっとストレートに言っちゃおうよ!」


「けけけけけけ………」


「け!?けなの?けって何!?」


な、なにこれ!?

新しい連想ゲームかしら!?

も~!何なのよ!


「け」から連想出来る告白の言葉なんて分からないよ!


はっ!

ケッケッケかしら!?

もしかして私を揶揄っているの?

だとしたら……笑えねぇぞ…バーン……


「あああああああああ!!もうダメだ!コレ!受け取ってくれ!」


「へっ?コレは!?」


手渡された物は美しい装飾が施されたオレンジダイヤの指輪だった。


こ、こっここここここここここここコレは!

コレはまさか!!まさか!まままままさか!

でででででででででででで伝説の!!

ここここここここここここここ婚約指輪!?


まさかの告白超えのプロポーズキターーーーーー!

♪──O(≧∇≦)O──♪


い、いや!まてエルファーナ・ティファルディア・マリアンヌ・ミルーザ(New)・レイムリファウン!

まだ早とちりの可能性だってある!

落ち着け私!


「ええ!?こ、コレはそう言う事で良いの?バーン。」

「お、おう。俺を幸せにしてね。」


テンテケテーン♪

ゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴーーーーール!

私の人生の最初のゴールがキターーーーーー!


『おめでとうティファ!』


『おめでとうファナ!』


『おめでとうティファルディア!』


『おめでとうエルファーナ!』


『おめでとうマリアンヌ!』


『おめでとうミルーザ!』


『おめでとう私!』


『おめでとうレイムリファウン家の三女!』


『おめでとう戦慄の聖女!』


『おめでとう慈愛の女神!』



あ、有難う……

私の中の小さなティファルディア達!

私、幸せになります!!


あ、でもバーンそれ……


「それ、私の台詞だと思うけど……」


「ま、その言葉はなんだ…その…けけけ」


あ、またバーンのラップが始まった。

もうこれ以上は可愛そうだから助け船でもだそうかな。


「バーン、結婚しよう。私がバーンを幸せにしてみせるよ。」


「いや、それは俺が言いたかった台詞だな……」


「フフフ、もう待てません。」


「じゃ、じゃあ、そのなんだ。よろしく頼むわ!式は当分先になると思うけど婚約って事だな。」


「うん。嬉しい!」


今までの人生で最高の瞬間だった!


私はこの時の事を、反芻して楽しむのが日課になってしまったのである。



バーン以外の前では聖者っぽく話していますが、基本エルファーナは腐女子なので元々こんな性格です。


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