わい、仕返しを終える。
本日分です。
「へ?じゃねぇよ。そんな攻撃で俺に触れられる訳がねぇじゃねぇか。」
「ば、ばかな……鍛えに鍛え上げたマテリアで創った武器が……」
「おいおい、その剣は俺の従者なんだ。大事に扱え……よっ!」
「ひぃいいい!」
俺はウヴァヌスが逃げ腰になったところを半殺しにするつもりでぶん殴った……
が、結果は神衣から発せられる防壁によって防がれた。
「おっと、魔力が霧散しやがった。」
攻撃が当たった感覚はあった。
だが、凄まじく硬い防壁に俺の殴りは跳ね返された。
俺の感覚からすると、この硬さはマーザより遥かに上だ。
肉で創られた武具ってどれだけ物騒なんだか……
つうかこれらをマーザの戦いの時に寄越せってんだ!
まぁ、あの頃の俺じゃ装備出来なかったかもな……
「ふ、ふははは!ビビらせおって!お前如きが…ひぃいいい!」
俺は防壁を無視する事にし、徐々に殴りの力を上げていった。
自分の力を解放出来る機会なんてそうそうないからな。
ここは天上界、暴れ放題だ。
「おうおう、こりゃ良いサンドバックだな!おお!すげぇ!本当に壊れねぇぞ!オラ!オラオラオラ!」
「ひぃいいい!やめぇてぇえええええ!!」
俺は一時間ほど神衣の防壁を殴り続けた。
そのうち、ウヴァヌスもあまりの恐怖に失神してしまった。
うむ、飽きたな。
「おい、起きろジジイ。」
「はっ!はい!」
どうやらやっと俺には勝てない事を悟ってくれたらしい。
ウヴァヌスの態度は180°変わり従順になっていた。
「これが何だか分かるか?」
俺は魔剣黒を俺の手元に転移させウヴァヌスの前に突き出した。
「そそそそそそそそそそそそれはっ!魔剣黒!まさかあのヴェヌが力を貸したとでも言うのか!?」
「ケッケッケ、ご存知のようだなぁ。そう、これは肉で創った魔剣、黒だ。ヴェヌですら装備できないピーキー仕様のな。もちろんこれで斬られた神族がどうなるか分かるよな?その神衣だって豆腐のように斬れるんだぜ。試してみるか?」
「アババババババ………」
「お前達は自分達が創造神殺しにも関わらず、マーザに俺をけしかけ、俺とティファを戦犯扱いにしやがった……まぁ1万歩譲って俺の事は良い。一番許せねぇのはお前が俺の兄弟、ティファの姉妹、仲間である兵士や罪のない一般人を次々と殺害するよう指示をだした……」
「すみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみません……」
「あぁ?何だって?真の神王も命が惜しいのか?」
「惜じい!惜じいでず!だずげてぐだざい!!」
ウヴァヌスは力の限り叫んだ。
「よしよし。俺もこう見えて寛大だ。俺の言う事を何でも聞くな?」
「はい!何でもじまず!」
「よし、じゃあ死ね。」
「え?」
俺はウヴァヌスを魔剣黒で魂ごと真っ二つに一刀両断にした。
「テメェのような外道を生かすほど俺は優しくねぇし人格者じゃねぇんだよ。」
まずは一匹……討ち取ったぜ……
何話か天上神編の後書き挟み次の神々と戦う予定です。




