わい、地獄50門に挑戦!
修行回が続きます。
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いよいよ地獄50門へ挑戦する。
一つ目の扉を開け中に入って行く。
中にはいると音声が流れてきた。
『鍋の中の栗を、全て素手で外に出して下さい。』
部屋の中央にはガンガンに焼かれた石の中に栗が入っていた。
要は焼石の中から栗を拾えって事だな。
「おりゃ!あっちー!」
お約束だ。
普通に火傷した。
っが、俺には超絶自動回復があるので傷はすぐに癒える。
しかし熱いのは嫌!
「シュッ!あちぃい!」
ぐぬぬぬ……こりゃきびちぃい。
そうだ心頭滅却すれば火もまた涼しってあるから瞑想してから再挑戦だ。
「ホォー!アチャー!……あ、あちぃい!」
嘘であった。
精神論では無いらしい。
ちなみに熱耐性のアビリティはオフにしてある。
これを使ったら修行にならないからね!
俺はとにかく拳速を上げていくと1時間後には3つの栗がとれた。
「シャッ!シャッ!シャッ!あちゃぁあああ!」
ブルー〇リ〇か俺は!
何とか5日時間程かけて栗を全部取り出せた。
「お、おわった。ん?門が開かないぞ。」
『練習が終わりました。それでは本番です。1分以内に栗を全て素手で鍋から出して下さい。』
「鬼!」
俺は5回目のトライで何とか全部、栗を拾う事に成功したのであった……
ひでぇめにあったぜ。
そんな事を考えながら2つ目の門へ入る。
『靴を脱いで氷柱の上を凍る前に走り抜けて下さい。』
ふむ、これはいけるな。
サッ!パチン!
「うわ!凍るのはや!」
ザブーン!バイーン!
足下が凍った瞬間、熱湯が上から降ってきた後に氷柱が動き出してスタート地点に放り投げられた。
「ぐぬぬぬ。もう一回だ!」
ザブーン!バイーン!
ザブーン!バイーン!
ザブーン!バイーン!
「ひ、ヒントがほぴいぃ。」
『頭を使いましょう。』
ヒントくれるんかーい!
俺は頭から氷柱へ突っ込んでみる
ザブーン!バイーン!
その頭じゃなかったかぁ。
知ってた!
おう!功を足に巡らせてみよう。
フォッ!
行けた!
こうして2門もクリアする事により気付いてしまった。
栗拾いも功を手に使用するのが正解であった事を……
功の使用方法が分かれば案外すんなりと10門までは進めた。
まるでスポーツ自慢を集めたアスレチックのテレビ番組、サ〇ケをやらされている感じであったがね。
11門から20門はひたすら戦闘だった。
ゴーレムや、やたら再生能力が高いオークや鬼などが大量に出現し、更にそれぞれの回にミッションがあり、決められた武器しか使用出来ない事が難易度を大幅に上げていた。
21門から31門は武器の使用が禁止となり、功やニンジュツで謎を解いたり、魔物を倒した。
しっかりと弱点をつかないと倒せなかったり、瞬時の判断力を鍛えられた。
31門から35門は罠の嵐であった。
ゴールだと思えば転移でスタートに戻されたり、永久ループで3日間同じ所を歩かされたりと、孔明さんでも潜んでいるのかと思うくらい罠、罠、罠であった。
おかげさまで罠に詳しくなった。
誰かに使わずにいられないなぁケッケッケ。
36門から40門は劣悪な環境での生活であった。
凍える様な吹雪の中、裸で3日間生き残るとか、砂漠で10日生き残るなどサバイバルな生活をした。
ッが、ここは案外すんなりとクリアできた(感覚が完全に麻痺している)
41門から49門は1から40門までの複合であった。
今まで身につけた事が出来ているかの復習てきな感じだったので、納得行くまで次に進まない俺にとってこの階層が一番楽しかった。
最後の50門は素手で火竜(幼竜)を倒す事だった。
しかしディーアに比べれば可愛いものだ。
こうして俺は地獄50門を1年でクリアしたのであった。
アルデルシアは熱いとか言ってますが、実は気のせいです。全てを超越せし者の能力に耐熱耐性があります。思い込みってヤツですね。(ご都合主義
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