わい、火山へ行く。
更新します。
しばらく俺は動けなかった……
起こった事態を……現実を受け止められずにいたからだ。
するとレヌは何気なく話し始めた。
「して、お主はこれからどうするのじゃ?」
「俺か?まずは精霊神王ヴァグスに凍らされた許嫁を助けに行かねぇとな…」
「ヴァグスに凍らされた精霊神の愛娘の事か!お主、まさかマキュレストか!?」
「ああ、知ってんのか?」
「神と称される者にマキュレストを知らぬ者はおらんよ。そうじゃマキュレスト、我もここを離れようと思うのじゃが我を使役してはどうじゃ?」
「使役?」
「そうじゃ。精霊は本来であるならば媒体を通して契約をし、その力の一部を貸すのじゃが、使役とは主と精霊が主従関係となり、主が自由に精霊の力を行使出来るようになるのじゃ。」
「お前は俺の奴隷みたいになるって事か?」
「そう言う事じゃ。どうせ我など何処へ行っても嫌われておるし行き場もない。であるならば、彼奴の弟である、お主を見守って過ごすのも一興かと思うておる。どうじゃ?」
「まぁ兄貴の分の借りもあるし良いぜ。で、どうするんだ?」
「我に魔力を注ぎ込めばそれで完了じゃ。莫大な魔力を消費するから気をつけ……な!」
俺はレヌが話し終わる前に魔力を注ぎ込んだ。
すると一瞬で使役に成功したようだ。
「改めてお願いいたすぞ、主。それにしてもとんでもない魔力じゃな……」
「おう、よろしくなレヌ。んで、氷の棺の場所は分かるか?」
「ええ分かりますぞい。ここから北へ向かったガヌドゥーン火山の火口、そこに獄炎の精霊神と精霊神の子が隠れております。」
「精霊神の子…ヴィグスか!間違いねぇ!すぐいくぞ!」
俺は瞬転で、すぐにガヌドゥーン火山の火口へ転移した。
するとそこには氷漬けのティファ、ヴィグス、精霊神化したミフォルティナがおり、ヴィグスはミフォルティナに追い詰められていた。
「くっ!ここまでか。」
「出来損ない……さっさとソレをよこしなさい!」
「はい、そこまでよん。」
俺はミフォルティナが放った矢を跳ね除けた。
「ご苦労ヴィグス、良くやったな。褒美は100年逃げ切ったその経験だ。」
「あ、アルデルシア様……遅かったじゃないですか……ご褒美……有り難う御座います…」
「しばらくそこで休んでおけ。おう、ツッコミの巫女。よくも俺の可愛い従者君をいたぶって……どうしたんだ?その傷??」
ミフォルティナの左半身は爛れており、ゾンビのようになっていた。
「ふん。同情ですか?これは神々に逆らった者の…道具として利用価値が無くなった者の末路です。」
「なるほどな……まぁ良いや。顔馴染みって事で見逃してやるよ。俺はこの氷を……」
「無駄です!その氷は神々にも……そんなウソ……」
俺は太陽の力で、ティファを覆っていた氷の棺を一瞬にして溶かし、ティファを抱きしめた。
「うほぉ、つめてぇな!」
「もう……おそいよバーン……」
「はは、わりぃなティファ。会いたかったろ?」
ティファはゆっくりと頷くと、俺に唇を合わせてきた。
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