わい、修行で1人前になる。
2年後に飛びます。
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俺がシンテンジへ来てなんやかんやで2年が経過した。
じっくりと理論を学び基礎を叩きこみ修行の極も終了した。
「アンディ、俺様も全修行を極めたぜ。おめぇと一緒に一からやり直してグンとレベルアップしたぜ。」
「俺もディーアがいる事で大分ケツに火がついたよ。」
俺とディーアはお互い高め合うライバルとなっており、相乗効果で2年前とは比べものにならないくらい強くなった。
おそらくディーアも使命を背負った転生者ではないかと思う。
神の眼で覗けば分かるがそれはしない。
神の眼で見てしまうとそのヒトが何を考えているか、生い立ち、ステータスなど全てが分かってしまう。
それをしてしまうと非常にヒトと付き合いづらくなるのでこの能力はなるべく封印している。
話しはそれたがディーアの強さはヒトのレベルではないという事だ。
来たるべき日にはコイツにも協力してもらうつもりだ。
っとある日……
俺達は武神ハヤトに呼ばれていた。
「お主達の事は師範達から聞いた。全ての修行を極めたようじゃのう。」
「「はい!」」
「それでは、地獄50門へ挑戦の許可を与える。」
「「有難う御座います!」」
修行を極めた者のみが許される地獄50門への挑戦が許された。
これはシンテンジで1人前と認められた証となる。
地獄50門とは勇者が亡くなる前、鬼に対抗すべく作成したダンジョンで超人を産み出す為の施設である。
勇者が残した様々な試練があり、地獄50門全てを突破した者だけが免許皆伝となる。
免許皆伝者はここ100年で二桁に届かない過酷なものであり、才能あるもので50年の修行が必要とされている。
我々のような子供が挑むのは例外中の例外だった。
「ディーアやったな。」
「俺様はオメェが来た時には挑戦権をもってたんだよ!」
「ああ、そうだったな。」
犯人は私です。
「でも結果良かったぜ。あのまま50門をクリアしていた所で俺様は天狗になっていただろうな。」
「まあ、ここも一緒に行こうぜ!」
「だめだ。」
「冷てぇな!」
いきなり突き放すなよw
「そうじゃねぇ。門には一人でしか入れねぇんだ。門に入った瞬間に異空間に一人だけで飛ばされるんだと。」
「ほう。じゃあ競争だな。」
「おうよ。俺様が先に免許皆伝を頂くぜ。」
こうして俺達は地獄50門へと挑むのであった。
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