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わい、目覚める。

お待たせいたしました。

本編に突入します。

「ジャリリリリリリリン!」


「うわぁ!ちっ、遅刻だこの野郎!あぁん!?」


あれ?夢?ここはどこ?目覚ましが鳴ったから反射的に起きたけど、ここは自宅じゃねぇなぁ?

俺の頭の上には?マークが何個も浮き上がっていた。


良く見ると、俺の手は獣のような手になっており、翼も生えていてヒトの姿をしていなかった。


「ああ、転生したのか!!」


そう考え俺がポンと手を叩くとすかさずツッコミが入った。


「さっきから何を寝ぼけておる、うつけの大馬鹿者。」


「お、お前は!!」


「ふん、やっと気付きおったか。妾の特製目覚まし音はどうぢゃった?」


「誰だっけ?」


目の前にいた魔族はズッコケた。


「馬鹿者。妾は……」


「冗談、冗談。ビケルドだろ?」


「うつけのアホ!娘のリケルドぢゃ!リケルド!」


「リケルド?リケルド……リッケ…おお!チビのぢゃか!大きくなったな!」


「別に大きくなっておらんわ!この姿は魔神の姿にして本来の肉体なのぢゃ。」


「へ?そうなの?俺の今の体も魔神なの?」


「お主の体は魔神などという生易しい者ではない。それが全てを超越せし者の真の姿ぢゃ。」


「これが全てを超越せし者の真の姿……」


その容姿は竜や獣、天上神、魔族をミックスさせたような姿であった。


そしてこの体に秘めた力はマーザを瞬殺出来る程の巨大で恐ろしい力である事が手に取るようにして分かった。


「っで、何でこの姿になったんだっけ?」


率直な疑問をのぢゃロリにぶつける。


「ふむ。それはマーザとの激戦で死の直前まで力を使い果たした結果、防衛本能で真の姿になったのであろう。」


「そうか……あの戦いかぁ…あ!そういやテメェ!俺を裏切りやがったな!」


そう、マーザを倒した後、全ての力を使い果たした俺は意識が飛ぶ寸前にチビのぢゃに転移させられたのだ。


「うつけで大馬鹿者!裏切ってなどおらぬわい。お主があのままあそこに居ても解体されて終わっていたぢゃろう!妾は魔神王ヴェヌの命に従い、お主を保護したのぢゃ。」


「……そうか……お!そういやティファは!?ティファはどうした!?」


「お主の命令通りヴィグスが護っておる。」


「そうか……」


ティファ……

確か精霊神王のヴァグスに氷漬けにされて……


「まずはマキュリファウンスの現状をお主に伝えておこう……」


「現状?」

「そうぢゃ。お主が意識を失ってから100年が経過しておるので現状を把握する事が重要であろう?」

「ひゃ、100年!?嘘つくんじゃねぇよ!じゃあ何でお前も俺も生きてるんだよ!?」


俺はそんなに眠っていたのか!?

っという驚きと突拍子も無い事実を受け入れる事が出来なかった。


「マーザの返り血を浴びたぢゃろ?あの血に呪いがかかっておったのぢゃ。」


「呪い?穏やかじゃねぇな。」


「そう、穏やかではない。妾達は不老不死になってしまったのぢゃ。」


「へ!?」


俺は空いた口が塞がらなかった。


やっぱりアルデルシアが主人公だと書きやすいですね。


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