地球人、新たな騎士と会議を行う。
寝れなかったので1話書きました。
クララルドを解放した俺達は新たに加わった仲間である騎士のリーダー達と共に会議を開いていた。
「紹介いたします皆様。元ネルビク王国の騎士である、イグニス、ライェル、ウィルミスです。」
女王が3人を紹介すると、騎士達は順に挨拶をしていく。
「只今紹介に御座いましたイグニス・アークハイドと申し、ネルビク王国直属の近衞騎士に所属しておりました。以後、よろしくお願いいたします。」
イグニスと名乗る女性騎士は金髪で碧色の瞳をしており、表情がキリッとした人物だ。
「ライェル・ゴルゴバーンだ。」
短い挨拶をしたライェルは赤髪に赤い瞳、コンガリ焼けた色黒の肌が特徴的だ。
体の傷から察するにっm歴戦の剣士であろう事が想像できた。
「わたしはウィルミス・ミュシタリカで〜す。法術が得意なのですが何故か騎士団に所属してました〜。よろしくお願いしま〜す。」
おっとりとしてポッチャリ体型のウィルミスは碧の髪に紅い瞳が特徴だ。
確かにナゼ騎士団に入ったのであろうか疑問だ……
「騎士団につきましては、。わたくしが預かる形となりますので、皆様よろしくお願いいたします。」
自己紹介は終わると女王は俺達に頭を下げた。
「で、殿下!平民に頭を下げるなど……」
「お黙りなさいライェル!わたくしはシェフィルセフィルの玉座を頂いておりますが、正式には王でもなんでもありません。ただの反乱軍の一員なのです。それなのに、何の縁もない異世界から来られた若者達が手助けをして下さっているのです!二度と差別や軽視するような発言をせぬよう肝に命じなさい。」
「こ、これは失礼いたしましたイヴェンヌ殿下。」
「分かれば良いのです。ただ、貴方の今の発言は、貴方達が嫌っていたフィルハザード軍と変わりませことよ。騎士たる者、よく考えて発言や行動をしなさい。」
「「「はっ!」」」
さすが女王陛下……生まれ持った王の才能なのかな。
俺はまたこの女王に惹かれていった。
「ふうぅん。っで、今後の動きはどうするんだい?」
「それなんだが、濱口の部隊で街の復旧と武具の作成を頼む。後は俺、東条、善岡の部隊でダンジョンへ潜る。こんな感じで二手に分かれて行動しようと思うんだが……意見はあるか?」
「俺は賛成だ。ダンジョンに突っ込むのも漢のロマンだからな。だがよ、孝はクラフト技能の才能があるみてえだからアイツはここに置いていくぜ。」
「ああ、助かるぜ東条。」
「ふむ、俺達もそれで構わない。ダンジョンか、腕がなるな。」
どうやら東条も善岡も俺の案に賛成のようだ。
「ふうぅん、僕は反対かな。」
「なにか不満でもあるのか?」
「何も全員で復興に手伝う事も無いじゃないか。僕達だって経験をつみ力を蓄えたいし、戦闘系の者は手持ち無沙汰になると思うよ。」
「だからそれは街の防衛にあてたいんだ。」
「ふうぅん、なるほど……でもそれは騎士達や冒険者達にお願いすればどうだい?」
しかし、そこはイグニスが拒否をする。
「いや、ダンジョンの初陣は危険だ。我々も補助として同行するつもりだ。」
俺は話し合っている時間がもったいないと感じたので、濱口が納得しそうな案をだした。
「じゃあ、生産系のスキル持ちはここに残して4チームで行くので良いか?そうすれば騎士団を3組とエルフ軍1組を俺達4チームについてもらうんだ。そして1日3組がダンジョン、残りは留守番でローテーションを組む。それなら良いだろ?」
「ふうぅん、君が言うならそれでも良いだろう。妥協点だけどね。」
話しはまとまった。
明日からはいよいよダンジョンに侵入だ。
出来るだけ多くの素材を発掘し、戦力の増強をはからねばならない。
暗い話が続いていたので、ここいらで楽しくチート戦士達の戦いを描いていこうと思います。




