表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
343/494

レオンパルドンの決戦前

更新します。

6/9修正

拙者はレオンパルドン・ダビスト・ジャラジラと申す。

ジャラジラ皇帝アゼルパルドンの息子にして、獣神王グヴァンの子。

ダビストとは獣神王グヴァンから拝命された名だ。


グヴァン様から与えられた使命は混沌の邪竜を倒す事、そして竜神王の子と共に……いや……先の事を話すと鬼が笑うので控えよう。


産まれたジャラジラ帝国は完全実力主義であり、皇族たる者5歳から修行の為、一人前として認められるまで単身国外へと出される。

一人前の基準とは単独で老竜以上の獲物を討ち取ってくる事であり、それが義務付けられている事から修行へと行ったまま帰ってこれずそのまま人生を終える者も少なくない。


拙者はヒノモトに住む剣神ケンシュウサイ様の元で修行を積み、10歳の頃には道場に敵がいなくなる程に急成長を遂げており、15の時にはケンシュウサイ様をも打ち破った。


あの頃は傲慢であったな……


拙者はさらなる高みを求めシンテンジの門を叩いた。

そこで出会ったのが我が主であるディース殿でござる。


拙者の天狗のように伸びた鼻はボキボキに折られ、これでもかって程に殴られたでござるよ。


そこから拙者はディース殿の家来にして頂き、1から自分を鍛え直し、心身ともに成長できたでござるな。


おっと、ずいぶんと長話しをいたしたが、拙者は竜神王の子と共に修行を積んでおり、結果は自分達の限界を突破する事に成功いたした。


「獣功とは凄まじ力だな。」


拙者は竜気を習う代わりに獣人が使う事の出来る秘伝、獣功をゲルドランに伝授した。


「うむ。これをヒトが使用出来るよう開発されたのが功と言うものらしいがその威力は獣功の足下にも及ばぬでござるよ。」

「ふむ。吾輩も限界まで強くなっていたつもりであったがその先に進む事が出来たようじゃわい。」

「フッ。拙者こそ大地の力をこんなふうに使うなど思いもよらなかったぞ。」


我々、獣人と竜人の故郷は幻獣界であり、お互い力の源が同じで、大地から溢れだす地脈の力を利用する。

基本原理が同じな為、互いのスキルを吸収やすく、相乗効果を産んだ事で飛躍的に成長が出来た。


「では行くかのう戦地へ。」

「そうでござるな……そう言えばお主、竜神王から何か言われておらぬか?」

「その件については向かいながら話すとしよう……」


やはり……


だが、まずは混沌の竜……これを倒さねば何も始まらぬ。

拙者は雑念を捨て来たるべき時に備えた。


男性パートだけでも終わらせて寝ます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ