アルデルシアの決戦前
更新します。
6/6修正
俺は自分を0から叩きなおす為、自分の原点であるシンテンジへ来ていた。
功の理論を魔力や竜脈に応用したり、あらゆる力を使って身体強化につなげる訓練をしたり、あらゆる想定をした戦法や剣術をもう一度0から叩き直していった。
「ちげぇなアンディ。そこは刃にそって引くべきだ。」
「こうか?」
ディーアに実戦形式でアドバイスをもらい一つずつ修正を加えより技を磨いて行く。
皆が寝静まった頃には身体能力を上げる為のトレーニングを行う。
下に鉱石を敷き高い崖からダイブし体を痛めつけ自然治癒で回復させたり、現在の自分と全く同じ能力の人形を創造してソイツにひたすら自分を殴らせたりと、思いつく限りのキツいトレーニングをした。
ヴィグスとバランについては完全にシンテンジに預けた。
シンテンジの修行は心身共に強くなれる。
ここで基礎を学べばアイツらも飛躍的に伸びる事が容易に想像できるからだ。
ただし5ヶ月間で全ての修行を終えるように伝えてあるのでアイツらも必死だろうな。
そしてあっという間に5ヶ月が過ぎ去っていった。
「よしお前達、全員でかかってこい。」
「ふっふっふアルデルシア様、良いんですね。」
「兄さん、胸を借ります。」
「遠慮はしねぇぜ。」
俺はヴィグス、バラン、ディーア3名を同時に相手をした。
そして俺は一切攻撃をせずひたすら耐えた。
「ほれ。本気で撃ってこい。」
一時間後3人はへばっていた。
「ぜぇ~ぜぇ~。アルデルシア様、さらに差が開いたきがしますぅ……ゲェ……」
「全くですよ!ヴォェエエ……」
「全力で殴ったんだけどな!オメェ強くなりすぎだろ!」
しかし、俺は全然納得出来ていなかった。
俺は総仕上げにソックリゲンガーがいる洞窟に潜り込んだ。
俺と同等の身体能力をもつ魔物が何体も出るダンジョンであり仕上げには持ってこいの場所だ。
そして更に1ヶ月、俺はみっちりを体を仕上げた。
「オメェラ帰るぞ。」
「「はい!」」「おぅ!」
やるべき事はやった。
これ以上は強くならないであろう限界まで身体能力を上げた。
後はマーザをやるだけだな……
何故だろうか……
これだけ強くなる為だけの訓練を積んでも、不安が払拭出来ない……
結局、俺は当日まで体を動かす事をやめられなかった……
それぞれの運命の子供達の決戦前を書いて行きます。
そこから何話かしてマーザとの決戦につなげて行きます。




