幻影の竜神ガヴァオ
昨日は予告の1話を更新出来ず申し訳御座いません。
今日も数話更新出来そうなので頑張ります。
我が名はガヴァオ。
マーザより産まれし原始の竜神だ。
魔神共に我が子を乱獲され、この森に結界はり3000年が過ぎようとしていた……この3000年もの間……ヤツらへの復讐の炎が消える事は無かった……
ことの発端は俺と同じく原始の神である魔神ゼケルドとビケルド………ヤツらは無の神竜との盟約によりヒトから竜王と化した氷竜王フリジャガンと闇竜王シェイドルガンを倒し神器を奪い竜王の力を得た。
竜王の力にある暴食は竜の中でも極一部だけが持って産まれるアビリティであり、喰らう相手のステータスを全て奪う効果がある。
竜王の力を奪ったゼケルドとビケルドは自達分の子供へ暴食を分け与える為、暴食持ちの竜を乱獲した。
我は奴らの好きにさせぬよう住み家に強力な結界をはり侵入を阻んだ。
そのご我は魔神どもに復讐を誓い力を蓄える事にした。
我は多くの暴食持ちの竜を産み出し暴食なき者は餌とし群れの強化の材料とした。
そんな事を3000年も続けていると竜王、竜帝、神竜の総勢は10万を越えた。
ついに……ついに魔神達へ復讐する準備が整ったのだ。
10万もの大群が魔神どもを蹂躙する姿を想像すると自然と笑みがこぼれた。
そんな思いにふけていると突然「バリバリバリ」と轟音が響きわたり結界が破られた。
魔神か!?我は歓喜に震えた。
そして我は10万の大群を森の外へと向かわせた……ヤツらを滅する為に!
しかし一時間もすると辺りは静寂につつまれた……
我が子供達が魔神どもを滅ぼしたのであろう。
我はそう思っていた……
しかし我の前に現れたのは5匹のヒトであった。
まさか我が子供達がヒトに討ち取られたのか?
ありえん。
恐らくドサクサに紛れてここに紛れ込んだのであろう。
我は幻術を使い子供達の餌としてヒトを捕獲する事にした。
するとその中に首を傾げながらも我をジッと見つめる者がいた。
まさか我の幻術が効いていない?
その者はおもむろに他の者に突拍子もない指示を送り我から遠ざけた。
我の気のせいであったのだろうか?
疑念を抱いた我はその者を爪で攻撃するも隣にいる者に阻止される。
我は段々と恐ろしくなり決着を付けようと一番力のある者を倒そうと襲い掛かった時であった……
油断した……相手の反撃を喰らい深傷を負った。
しかし我は相手の攻撃を見切った。
自然治癒を待ち必ずや仕留める!
一旦退こうと思ったその時……
「うるせぇ!さっきから丸見えなんだよ!」
それが我が最期に聞いた言葉であった……
やはりこの者に幻術は効いていなかった……
では一体何の為に見えないふりをしていたのだ?
我は自分が死に逝くと言うのに、その疑問を延々と考えていた……
明日はコロナの影響で休みになったので、頑張って進めて行きたいです。




