わい、楽しみつつもイライラする。
更新します。
5/29修正
「こりゃ幻術だな。」
「おぉ!お?ディーアどうした目を閉じちまって。」
「こうして目を閉じていれば相手の居場所も分かるってもんよ。」
「………………」
こ、これは……これは爆笑の気配だぁあああ!
だって俺、普通に全部見えてるからな?
あそこでドヤ顔してこちらを覗いているゲルドみたいな格好をしているのがガヴァオだろ?
「落ち着けオメェら!まずは目を閉じて気配を感じろ!そして奴を挟み撃ちにするぞ!」
「「「はい!」」」
「……ぉぅ。」
ディーアわりぃ……こんな面白い事をすぐ終わらせるなんてもったいないだろ……?
長引かせようぜ!
「右、右だ!」
「ちげぇちげぇ!」
「正面だアンディ!」
「うゎああああ!あぶねぇ!なんとか避けたぜ!」
プププまぁ余裕なんですけどね。
頭に?マークが浮かんでいるガヴァオが面白い。
俺は味方がガヴァオにやられないよう、尚かつガヴァオをやらないように調整しながら戦っていた。
いや~ガヴァオったら良いリアクションするなぁ……
と戦況を楽しんでいると突如ティファから通信が入る。
『バーン!聞こえる!?』
『うわ!何だよ急に!今ちょっと……』
深夜だぞオメェ!しかもお楽しみ中!
『ダメ!今すぐ対応して欲しいの!』
えぇ……ティファちゃんがワガママなんて珍しいじゃなぁい……でもタイミングがわる~い!
『何だよ!おぃ!そこで動きを止めろ!』
そんな状況でも俺は指示を忘れない。
『魔神の子がレイドンへ入れなくて困ってるの!何とかして!今すぐ!』
『えぇ!あと一時間まてない?おい!逃がすな!』
なんとか出来るけど油断するとディーアが倒しちゃうしもうちょっと楽しませてよぉ。
『ダメ!』
ティファの分からず屋!
『わぁったよ!いつもプレゼントとか贈る共有アイテムボックスに【めんざいふ】を入れておいたから……だぁあ!悪ぃ!俺が逃がしちまった……』
俺がティファのお願いを対応していると予想通りディーアがガヴァオに強烈な一撃をかましていた。
『有難う!バーン!大好き!』
『おぅ……またな……』
てへぇっ♪ってならんわ!
チョッピリ嬉しいけど!
どっちやねん!
心の中で一人漫才をしていたらガヴァオが瀕死になっていた。
「何故……我の動きが分かったのだ……」
「けっ、気配まで幻術で創るとは恐れ入ったぜ。だがな、規則的な気配の中に明らかに不自然な気配があったんだよ。俺様はそこを狙い撃ったまでよ。」
「ふっ、ふっはっはっは!とんだ怪物よのう!だがもう貴様の攻撃は……ぶっは!」
「俺様の攻撃を喰らって無事な訳ねぇだろ。」
「くぅ!ここは逃げて……」
グシャ!!
「うるせぇ!さっきから丸見えなんだよ!」
俺はイライラをガヴァオにぶつけた。
あ、手加減出来なかった……ガヴァオはぐちゃぐちゃになった後に粒子化してオーブへと変化した。
まぁ何はともあれオーブはあと1つだ。
最後の竜はどこにいるんだか……
いつもありがとうございます。




