わいに観光チャンス来たる。
遅くなりました更新します。
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「見ろ!アガドランの竜気を!これはあのヒトが可愛そうだ!ガッハッハ!」
「あれだけ挑発したのだ!塵一つ残らんだろう!」
「今さら命乞いをしても遅いぞ!」
ワニ達は大盛り上がりだ。
なるほど、竜気ねぇ……
竜人族にはドラゴンのスキルやアビリティが備わっているようだ。
俺は竜人族特有の戦いを見たかったのでアガドランと呼ばれたワニ公の攻撃が来るのを待った。
「どうした先程の威勢は……こちらから行くぞ。」
「どうぞどうぞ、俺はこう見えてワニファーアストなんだ……」
俺が喋り終える前にワニ公の槍の一突きが飛んでくる。
が、俺は右手でその槍をつかむる。
もっとユニークスキルを確認したいのだが……この野郎!普通に攻撃してきやがったな!
「へぇ、なかなか良い槍を使ってんなワニ公。」
「な、何だと!竜気を最大限まで高めた殺すつもりの一撃を片手で受け止めただと!?」
先程までディーアと戦っていたからであろうか?
スロー過ぎてヴェルコニアまで往復出来そうだったぞ?
「ほれワニ公、本気を出してみろ。この槍は返すぜ。」
っと俺は槍をワニ公に槍をぶん投げた……
するとグサッとワニ公を貫いてしまった。
幸い死んではいないようだ。
「……やっちまったな。」
「やっぱりオメェも手加減知らずじゃねぇか!」
「ぐぬぬぬ!」
特大ブーメランが俺に刺さった。
その後、ルドルフに手当てをさせワニ公は意識を取り戻した。
不思議な事にワニ公が意識を失っている間に大軍が俺達を襲う事は無かった。
「ぐぅう……お主、とんでもない強さだな。我々は強き者を歓迎するぞ。」
「はぁ!?」
あまりの手の平返しにびっくりした。
「我々竜人族は力が全て。敗者は勝者に絶対服従なのだ。」
「うわぁ……面倒臭い……」
本音です!本音!
「面倒臭いとはなんだ!この大陸で5本の指に入るワシを倒したのだ、胸をはらんか。」
なるほど……だから大軍は俺達を襲撃しなかったのか。
そしてワニ公は続ける。
「まぁお主でも原始の竜神、幻影のガヴァオには歯が立つまい。」
「幻影の竜神ガヴァオ?」
如何にもオーブを持っていそうな竜の名前が出てきたな。
「まぁここで立ち話もなんだ、我々の国へ来い。歓迎するぞ。」
「おぉ!良いねぇ!ディーア達はどうする?」
来た!観光チャンス!せっかくだからディーアも誘う。
「まぁ別にあてもねぇし行くかな。」
こうして俺達は竜人族の国へ行くことになった。
明日(起きたら)は複数話、投稿出来ると思います。




