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月光の王子バラムディア4

更新します。

5/24修正

「…………ここは……」


見慣れない場所で俺は目を覚ました。


「おお、気がついたか少年。」

俺は確か、莫大な魔力を持った2人組に……

はっ!ステータスだ!


名前:バラムディア・レイドン・ヴェルクハイブ

ゴッドネーム:マジュアン

種族:ヒト(魔神王の子)

職業:魔神王の子

アビリティ:魔神王の能力、超絶美形

スキル:魔神王の能力

ギフト:水鏡

特能:漆黒力、月の力、魔界の力

加護:魔神王の寵愛


名前以外のステータスが全て書き換えられていた。

身体能力は表現出来ない程に跳ね上がっており、夢でも見ているような禍々しいステータスへ変貌していた。


「どうした少年、起きたと思えばそんな目を見開いて。」


あまりの出来事にすっかり周囲にヒトがいる事を忘れていた。


「失礼しました、ここはどこでしょうか?」

「うむ、ここはブランガルド城だ。少年は国境付近で倒れている所を偶然発見され、ここで保護されたのだ。して、少年はあそこで何を?」

「狩りの最中に国境を越えてしまい2人組に襲われて撃退した事は覚えているのですが……」

「やはり!あの青い血は魔族との交戦か!相手の肌の色は何色だった!?」


興奮気味に青年は俺に尋ねてきた。


「そう言えば、青と紫だったような……食人の気がありましたね。」

「ならば君は魔族を撃退したんだな!」

「いえ、魔神と名乗っていたようなぁ……」

「魔神だって!君は魔神を倒したのか!?」

「はぁ。」


目の前の騎士?は興奮気味し外へ出ていった。


そして1時間ほど個室でまたされたであろうか?

今度はゾロゾロと騎士を連れて戻ってきた。


その中の屈強な騎士の一人が俺の目の前に立ち話しを始めた。


「少年、起きれるか?」

「ええ。」


目が覚めた時は多少の怠さはあったが今は元気になっていた。


「ではこちらへ。」

「はい。」


俺は騎士に言われるまま連れられ謁見の間まできた。



「女王陛下、こちらが魔神を撃退した少年です。」

「女王陛下!?」


俺は慌てて跪いた。

女王陛下と呼ばれた女性は美しいのだが、あまりにも質素な格好をして為メイドと勘違いしてしまった。


「フフフ、そんな畏まらなくても良いですよ。国と言えどもそんなに機能もしておりませんから……それに普段から正装をしていないので初対面の方からは良く間違えられるのです。」


女王陛下は気さくに話しかけて下さった。


「失礼いたしました!」


女王陛下はそう言うがそうもいかない。

相手は一国の王だ。


「若いのにしっかりしているな少年。」

「少年は失礼でしょうオルディヴァン。お名前をお聞かせ願いますか?フフフ、それから楽にして下さい。」


俺はガチガチになっており未だに跪いていた。


「は、はい!バランです!」

「良い名前ですね。私はオルナティブ・ブランガルドと申します。以後、宜しくお願いいたします。」

「は、はい!」


女王陛下は俺の様な一般市民に自己紹介をし頭を下げた。

俺が持っていた権力者のイメージとかけ離れていた為、度肝を抜かれた。

俺は生い立ちからの先入観もあり、王族を嫌っていた。

そんなギャップから俺はどんどんオルナティブ女王陛下にのめり込んでいった……


どんどん行きますよぉ~。

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