わい、仇を討ってやる。
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教皇のオッサンの姿は巨大な竜へと変化し、皆が呆気にとられている隙にルドルフの親父さんを頭から喰った。
「ち、父上ぇえええ!」
すると教皇のオッサンは姿をさらに変化させ魔力がグンと上がった。
「ハッハッハァアアア……この時を一億年も待ったぞ……」
「ケッよく言うぜ。幻獣界へ行けず置いてきぼりをくらったくせに。」
「違う!アイツらは逃げたのだ!マーザから!」
「まぁ俺にはどっちでもいいがな。教皇のオッサンよぉ、わりぃが…死んでもらうぜ!」
そんなやりとりをしていると信者達が竜になったオッサンに群がってきた。
「教皇猊下!」「猊下が竜だったなんて事はないですよね!」「それはかりそめの姿なんですよね!」
しかし信者達は無情にもオッサンの餌になる。
「教皇猊下!」「げいがぁああああ!」
悲鳴混じりの声が上がる。
「ぐっふっふっふ、教皇などと呼んでくれるな。ワシは原始の竜神マルティス。ウヴァヌスになりすまし魔力を集めたお陰でここまで強くなれたのだ。貴様達信者には感謝せねばなるまいて。ヴァルディヴァラムを邪教徒とし、ワシが拵えた偽りの教団を本当の神と崇める姿は片腹痛が痛かったぞ!ヒト嫌いのウヴァヌスがヒトを支援するはずが無かろうて……ガーハッハッハ!さて化け物、先程の侮辱は貴様を喰って晴らすとするぞ!」
「はい、色々と解説を有難う御座います。それ業界用語で死亡フラグって奴ですよ?知ってますか?」
「何を訳が分からん事を!死ね!」
雷と光がミックスした攻撃は速く威力も高いのであろう。
丈夫な聖殿の半分が吹き飛んだ。
「ガッハッハッハ!雷鳴の矛と光の弓の威力はさすがよのう。化け物共々聖殿も吹き飛んだわい。」
「はい、死亡フラグ頂きましたぁ。こんなんなんぼあって良いですからねぇ。」
「なに!」
俺は瞬時にオッサンの後ろに回り込んで相手の攻撃を回避していた。
まぁアレだけ大きなモーションだからかなり余裕があったけどな。
「遅い、遅い。攻撃ってのは……こうだ!」
俺は太陽の剣で思い切りオッサンの肛門にむけて浣〇をしてやった。
「ぐもぅ!」
「あ!剣が臭くなったじゃねぇか!」
思った以上に減り込んでしまった。
にほい、取れるかしら?
「剣は貴様が!」
「うるせぇ!」
「そんな理不尽な……」
俺はこのカホリをオッサンに嗅がせたくなり、鼻に剣を突き刺した。
「ぐわぁああ!ぎざまぁああ!」
よし……これで仕込みは完了だ。
後はオッサンが、この挑発に乗れば感動のフィナーレだ。
ド派手に行くぜ……
「貴様は本気でワシを怒らせたぞ!ワシがなぜこの教団をつくったか教えてやる!聖天上神教会に所属する者が神聖法術を使用した場合、使用した半分の聖気がマナとして、天まで届く塔に蓄積されるよう教典へ細工を施しておる!さらに天まで届く塔に入った者はマナを塔に吸収され、そのマナが塔に充填される仕組みになっておるのじゃ。」
「へぇそうなんだ、で?」
俺は知っていたがあえて質問をした。
「そのマナをワシは自由に扱う事が出来るのじゃ。天まで届く塔は、ワシがつくったワシ専用のデュルカラーンのようなものじゃからのう。」
「だから我々をあそこで修行させたのですか!」
ルドルフは怒りを露わにしオッサンを怒鳴りつける。
「そうじゃ!あのアホ巨人の知恵を奪い、選りすぐりの魔力の持ち主を選別するように仕向けたのもワシ!1億年もの間で溜め込んだ巨大な魔力を!今こそワシが取り込み!そこの化け物に引導を渡してくれるわい!こい!巨大なマナよ!」
ドッカーン!!
教皇のオッサンが力を込めると外から轟音が鳴り響いた。
「……マナが流れてこない……力が抜けていく……どうしたと言うのだ……」
すると周囲がざわめき始める。
「おい!天まで届く塔が崩壊したぞ!」「本当だ!塔がない!」「周囲は無事か!」
はいはい大丈夫ですよ。
その説明もしますんで。
「ケッケッケ、街は無事さ。塔の破片が街へ飛び散らないように俺が結界をはってきたらな。塔の頂上についた時に気づいたんだよね〜。あれは塔じゃ無くて誰かの魔力を増幅させる装置だって事にな。こんなろくでもない事を考える奴が塔の力を発動しようとしたら、ソイツの魔力を逆流させて、蓄積された魔力で塔を破壊してやろうって考えたのさ。どうだい?俺からのプレゼントは気に入ってくれたかい?教皇のオッサンよぉ。」
「お、おれの!化け物!」
どうやらプレゼントをいたく気に入ってくれたらしい。
さて、溜飲が下がったところで自分の借りをしっかり返すか。
「おい教皇、お前は最もやってはいけない事をした……」
「アルデルシア様……」
なぜかルドルフがウルウルしている。
「それは……」
「ヒィイイ!な、なんだと言うのだ!」
教皇のオッサンは逃げ出そうとし飛び立とうとした。
しかし俺は逃がさない。
「それは俺の観光の時間を奪ったことだぁあ!」
「え?」
俺は怒りのまま太陽の剣を振り下ろし、教皇のオッサンを真っ二つにしてやった。
オッサンは消滅し、2つのオーブとなって俺の体に吸収された。
「ルドルフ、仇はとってやったぞ。」
「は、はい……」
「もっと嬉しそうにしろ!」
「あ、あははは!うっ!嬉しいです!」
こうして俺はマリュヴェイル大陸で2つのオーブを手に入れた。
そして残るはオーブは5つとなった。
マリュヴェイル大陸編が終了となります。後書きを何話か挟み、次の大陸へ舞台を移します。




