太陽の剣を探せ。
ルイデンリッフィ目線で1話
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私はルイデンリッフィ・ダルアード・カラミティス。
マリュヴェイル大陸の聖天上神教会の総本山であるジョヌラーダの騎士だ。
天上神王ウヴァヌス様より使命を帯びミラルド大陸へ上陸した。
与えられた使命とはロヴェヌと呼ばれる竜帝を倒す為に必要とされる太陽の剣を探し出す事だ。
太陽の剣とは創造神ウヴァヌス様がマキュリファウンスを創造する時に使用した真神器の一つであり、力を失い消滅したと神話でうたわれていた。
しかし2年程前ウヴァヌス様より神託が降った。
『悪しき竜を討ち滅ぼすは太陽の剣。太陽の剣は20年前に楽園へと降臨した。その力を持つものがマキュリファウンスの救世主となるであろう!』
それはマリュヴェイル大陸中に響いた大規模な神託であった。
教会からの御触れにより、名だたる聖天上神騎士達が太陽の剣を捜索する為、マリュヴェイル大陸をくまなく探したが、太陽の剣が発見される事は無かった……
そして私は2つの仮設の立てた。
太陽の剣は他の大陸にある事。
もう一つは太陽の剣がヒトに宿っている可能性。
私は手始めに日出ずる国ヒノモトが濃厚であると考え海を渡った。
そしてヒノモトへ上陸してから3ヶ月程して何の手掛かりもないまま衝撃な出会いが待っていた。
ディースと名乗る恐ろしい殺気を纏った男……
私は対ロヴェヌに向け強い戦士を求めていたので戦いを挑み勧誘を試みた。
しかし、私はこの男のたった一撃に敗れた……
私はこの男こそ太陽の剣と考え事情を伝えたが返答は意外な回答であった。
「ああ?太陽の剣?俺様じゃねぇなぁ。多分アンディの事じゃねぇか?アイツ、確か太陽の何チャラて呼ばれてたぞ。何つっても俺様より強ぇからな。まぁ今やり合ったらどうか分からねぇけどな!確かミラルド大陸のどこかの王子らしいから一度行って見ろよ。」
私は思わぬヒントに喜びつつ驚愕した。
この男、ディースより強い者……そのような者がいるとは考え難かった。
私は雷帝竜ロヴェヌと戦った経験があるが一撃でやられるような事は無かった。
今まで戦った中でもズバ抜けて強いディースを上回る強者とは……
やはりそのお方が太陽の剣である可能性が高い。
私はそう考えミラルド大陸へ向かった。
私は無事入国をし首都ヴェルコニアへ行く事となった。
ヴェルコニアの王はとてもフランクな方ですんなりと謁見が叶い、そして我々の目的に協力的であった。
「そりゃ多分バーンだな……今はバーニアムの街で領主をやっている。名前はアルデルシア・バーニアム・ヴェルクハイブ。手紙を書いてやるから持ってけ。」
何と私が探していたお方は我々に入国許可を下さった領主様であったようだ。
私は急ぎ来た道を戻りバーニアムの街にあるアルデルシアパレスへ向かった。
アルデルシア・バーニアム……燃え盛る太陽の子……
アルデルシアパレスで対面したのは意外な方であった。
いつもありがとうございます。




