わい、エルフ達との交友関係を築く。
後書き的な部分です。
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「上位古代語か。ガラハラールは不屈の闘志。ジュリアーニュは俺達の希望。」
恐らくヴァンデミュオンは脳筋と見せかけてレムリアでそうとう学問を修めていんだろうなぁ。
「おお……そのような意味が……」
長老は感嘆していた。
こりゃ後でご本人様に伝えてやるか……アイツ涙もろいから泣いちゃうかもなぁ(フラグ
「俺はオルガードの遺言をはたそうと思うがどうだい?シェフィルセフィルに戻るつもりはあるかい?」
「……ああ。あれを読めば戻るしかなかろう……」
『このページを読んだ者は僕の子孫、もしくは僕の意識を継いでくれる者であろう。実はシェフィルセフィルの城は僕と僕の仲間達を助けてくれた大切な友達に渡す為に建造したもので、遺言としてこの城をグララ大森林にいるエルフ達に譲渡するつもりだ。これを読んだ者はグララ大森林へ赴き、彼等に会ったら故郷であるシェフィルセフィルに帰るように伝えて欲しい。最後に僕の謝罪も伝えてくれ。迎えに行けなくてごめんと。オルガード・ネルビク』
「まぁ城の東は密林になってるけどな。」
「オルガードめ1000年も待たせおって……」
こうして俺はエルフ達にシェフィルセフィルの城と森を譲渡した。
領民達にはオルガードの遺言である事を伝えると快くエルフ達を迎えてくれた。
シェフィルセフィルで働いていた城の使用人は全員アルデルシアパレスで雇用し、転居希望の住民はバーニアムに新居を用意した。
シェフィルセフィルの森
「それがデュルカラーンの枝か?」
「そうじゃ。これを大地にさして精霊力を込めると……」
デュルカラーンの枝は大地に根ざして黄金に輝いた。
そして森がそれに呼応し、膨大なマナが発生した。
「へぇ。綺麗なもんだなぁ。」
「有難う……オルガードの意思を継ぐ者よ。やっとじゃ……1000年かけてやっと我々の悲願が叶った……」
エルフ達は全員が涙していた。
シェフィルセフィルに帰ってこれた事。
本当にここが自分達の目指してきた本当のシェフィルセフィルになったことに……
そしてしばらくして落ち着くと、長老が俺に話しかけてきた。
「オルガードの意思を継ぐ者よ。ワシ達に出来る事があれば何でも言ってくれ。できる限りの事はしよう。」
「いいの?」
「ああ。」
「んじゃぁ早速、ここをエルフの国として認めるから国交を結んで欲しい。もちろんヒトとエルフの往き来も自由な事が条件だ。」
こうしてエルフ達と交友関係を結ぶ事ができた。
しかし勝手に事を進めた俺はこの後で親父にたっぷりと怒られたのであった……
いつもありがとうございます。




