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オルガードの伝説11

ゴールが見えてきたような……

5/13修正

主を失った城はリザードマン達の根城となっていた。


「こりゃきりがねぇな!」

「黙って戦え!」


僕達はアクアザード城に侵入してリザードマンの殲滅を試みたが全くリザードマンの数が減っている気がしない。


「僕が先に行って秘宝を探してくる!皆はここで後続を食い止めてくれ!」


これ以上の消耗戦は時間の無駄と考え僕だけで先行する事にした。


「分かった!油断はするな!魔族が必ず潜んでいるはずだ!」


モウツゥエからの忠告に気を引き締め直す。


僕はリザードマン達の猛攻を躱しつつ謁見の間らしき場所に来た。


すると玉座には誰かがもたれ掛かっていた。


「おや?ヒトですか?これは珍しい客人だ。」


ヒトの姿をしているが一目で分かった……魔族だ。


魔族は続けた。


「なるほど、ログゴゲスとトゥレットを倒したのは貴方ですか。」

「だったら何だって言うんだ!」

「ザルバド陛下を脅かせるとは思えませんが……陛下の命令なので勇者には一匹残らず死んで頂きますね。」


魔族は竜の姿に体を変えその力を解放する。


「何て威圧だ……」

「ほう、私の真の姿をみても正気を保つとは……」


これは最初から全力で行かないと……やられる!

僕は先手必勝とばかりに攻めに攻めた。


しかし……


「ハッハッハ。そんな軽い攻撃では竜の鱗に傷など……つけれませんよっと!」

「ぐっ!」


スピードと手数で勝負する僕に対し、魔族は重い一撃で反撃する。

咄嗟に剣で受け止めたがその強烈な一撃に吹き飛ばされた。

このパワーと硬い鱗……魔族と僕の戦闘スタイルは最悪の相性だった……


「フフフ。ドンドン行きますよ!それ!それ!」

「くっ!」


劣勢が続く。


くそ!考えろ僕!この現状を打破する方法は何だ!?

竜の鱗を貫く方法論があるはずだ!

考えている間も相手の攻撃は続く……


「ハハハ、口ほどにも無いですね。ヒトの勇者!」

「うぅっ!」


集中しろ……集中だ!……集中?これだ!


僕は魔族と距離を置き剣を捨てた。


「どうしました?逃げるのですか?」

「まさか……」


死線をくぐり抜けてきた今の僕になら出来る。

僕は右手に魔力を集中させ光を圧縮させていく。


「フフフ、潔く死になさい!」


魔族は大振りで強力な一撃を僕に放った。


「いでよ光の剣……目の前にいる悪しき者を切り裂け!【光速斬】」


僕は光の剣を具現化し光速でカウンターを放った。


「……な、何……」


相手の魔族は真っ二つになった後、消滅した。


「ふぅ。勝った……」


僕は城の主である魔族を倒し、宝物庫にたどり着いた。

そこにあったものは……


いつもありがとうございます。

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