アルデルシア様のご乱心3
いったんブレイクタイムです。
5/13修正
とある日、アルデルシア様は自室でオルガードの伝説を読み始めた。
情報共有したいらしく隣で僕も同じ本を読まされていた……
「何じゃこりゃぁああああ!」
「アルデルシア様!如何なさいましたか!?」
アルデルシア様は怒り狂っていた。
「ウィンドゥルガン山脈のくだり……これって確実に俺に向けて書いてあるよねぇ?ねぇ!?どう思うヴィグス!ねぇ!ねぇ!」
「あ、あのその……」
アルデルシア様は結構な勢いで怒りようだ。。。
僕は気圧され言葉が出ない。
「誰だ!これ書いたヤツ!」
「何せ950年前につくられた物語ですから……」
誰だ……アルデルシア様にこれ読ませたやつ……
「そうか……950年前か。」
アルデルシア様は正気を取り戻し本の世界へ戻っていった……
しかし……しばらくすると……
「あっ!それフラグだって!」
僕はアルデルシア様の独り言にビックっとする。
「あ~!やっぱり!もう少しで抜けれそうですね。って!こりゃ完全にドドラウツェのせいだわ~!なっ!ヴィグス!そうだろ?」
「は、はい!仰る通りで御座います。」
良く分からないけどアルデルシア様の振りは基本Yesだ。
それ以外の選択肢など僕にはない……
「へぇ。今度ガヌドゥーンでもいじりにいくかぁ。」
「ははは、楽しみだなー(棒読み」
もう一度言おう。
誰だ!アルデルシア様にこの本を読ませたやつ!
僕はアルデルシア様がオルガードの伝説を読み終えるまでこのくだりを続ける地獄を味わう事になった……
アルデルシア様は今日も安定のご乱心です。
いつもありがとうございます。




