オルガードの伝説7
ちょうど中間くらいですかね?(予想
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僕達はグラール山脈へたどり着いた。
一言で片付けたがここまでの道のりは決して平坦ではなかった。
レムリアからグラール山脈までは道と言える道はなく平原をひたすら進んだ。
平原と言えば聞こえは良いが見渡せば何かしらの魔物がおり、見晴らしの良さがかえってこちらの位地を教えてしまい常に魔物に襲われているような状況であった。
言うなれば魔物の街にヒトが紛れ込むようなものだ。
そんなストレスを抱えながら3ヶ月かけてようやくグラール山脈へたどり着いた。
食糧はとっくに底を尽きており魔物の肉を捌きアマーラに浄化してもってから焼いて食べた。
また飲み水も同様にアマーラに浄化してもらい飲んだ。
長旅に神聖法術士は必須である事を身をもって痛感させられた。
これは言ってはいけない事が僕とモウツゥエは勇者だから食事と睡眠の必要も無い。
勇者はダンジョンの奥深くに拠点を構える魔王を倒す為に生まれた職業である事からそのような便利アビリティが備わっているのだ。
僕は厳しい訓練の末、勇者の血が覚醒した事で絶食のアビリティが解放されたが、もっと早く解放されていれば家族に捨てられる事もなかったのかとも思う……
でも森に捨てられた事で最高の仲間達に出会えたのだからそこは良しとしよう!
僕達はグラール山脈を登って行くとモウツゥエが突然立ち止まった。
「待て、魔族の臭いがする……そこだ!」
モウツゥエは岩山にダガーを投げる。
「ほぅ、そこのエルフ……やるではないか。」
現れたのは岩に偽装した魔族であった。
「我は魔王ザルバド様の配下ログゴゲス。ここから先に何のようだ。」
「ふん。貴様達に言う必要はない。」
モウツゥエは魔族を斬り裂く。
「フフフ。我々魔族に太刀傷など……何ぃ!?蘇生しない……貴様……勇者か!」
「ふん、油断したな魔族。そのまま死ね!ぜぁ!」
「そう簡単に……」
魔族はモウツゥエの攻撃を防いだが、僕は後ろから魔族を剣で貫いた。
「これは1対1の戦いじゃないんだよね。」
「卑怯な……」
最後に一言を残し魔族は消滅した。
「こんな所に魔族か……」
「恐らく奴らは僕達をアクアザードに行かせたくないらしい……」
「おいおい、魔族が出たらヤベェじゃねぇか!勇者の力か不死殺しが必要なんだろ?」
「その為に武具を取りに行くんですよ。ヴァンデミュオン。」
「あぁ坊や、これは世界の終わりね。これからは人生もっと楽しむべきじゃなぃ?」
「もう!アマーラはそればっかり!破廉恥ですよ!」
どうやら魔王は僕達を簡単にアクアザードに行かせるつもりはないようだ。
でもこれで確信できた。
アクアザードには魔王を倒す為の何かがある事が……
今日中に終わる気がしない……




