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わい、ドラゴンと戯れる。

「あわわわわぁぁ。」


軽く見積もっても100体の竜がこちらへ飛んできた。

古竜から幼竜まで、風竜の群れがこっちへやってくる。


「セイイキニアシヲフミイレシオロカモノヨ!ワガドウホウノイノチヲヨクモウバッテクレタナ!シヲモッテツグナエ!」


群れのリーダーらしい竜が咆える。


「転移でにげるか……」


『いけません。逃げた場合、アルデルシア様を見つけ出すまで周囲のヒトを無差別に食べ尽くすでしょう。何せ、竜の盟約を破ったのですから。』


「りゅ、竜の盟約って?」


『ヒトを襲わない事を条件にヒトも竜の聖域に踏み入れないです。』


「きいてないよぉおお!」


思わずどこかのお笑い芸人のようなお約束をしてもうた。

そんな事はお構いなしに、ドラゴンの群れが俺を襲ってくる。


が……


「ん?ドラゴンの動きが良く見える。これ思ったより戦えるな。」


しかし数の暴力により、どれくらいの時間を戦っているのか何をしているかも分からないくらい戦い続けていた。


そして、まる一日戦い続け……


「ぜぇぜぇ。かったどー!」


加勢に加勢が続いた竜の群れ、総勢1,000体を撃破した。


「もう竜みたくない。お家へ帰る!」


俺は盛大なフラグ立ててしまった。


ゴゴゴゴォと轟音と共に、今まで足場だったものが動き出す。

巨大な岩山はドラゴンそのものだったのだ。


「我が名はウィンドゥルガン!盟約を破った上、我が同胞を虐殺するとは……やはりヒトは滅ぶべきなのだ!」


「ちょ、話す間もなく襲ってきたのはそっちだぜ!」


「盟約を破る事は万死に値する!大人しく死ね!」


こりゃ取り付く島もない。


やるしかねぇか……

俺は腹を決める。


それにしても、デカいな。古竜の10倍以上あるぞ。


『ウィンドゥルガンは竜王です。竜王はゴッドイーターと呼ばれ神をも捕食します。勇者や魔王如きでは傷一つつけられないでしょう。』


「ふーん、強そうだね。っておい!メッチャメチャヤベぇやつじゃねぇか!」


『先程の戦いで太陽の剣の能力が解放されました。左手に魔力を集中させて剣をイメージして下さい。』


もうイヤ!

泣きそうになりながら左手に魔力を集中すると、燃え盛る炎の剣が現れる。


『まだ完全では無いですが具現化に成功したようですね。現状アルデルシア様の本気に唯一耐えうる武器となりますので慣れていきましょう。』


ウィンドゥルガンはこちらを凝視し咆える。


「それは太陽の剣!貴様の様な下俗がなぜそれを!」


「うまれつき?」


「ふざけおって!燃え尽きろ!」


盛大なドラゴンブレスが来るが右手でいなす。


「なに!ヒト如きが我がブレスを弾いただと!」

「スキありっ!どらぁあああ!くっ!全然攻撃がきかねぇじゃねぇか!」


向こうの攻撃も俺に効かないが、俺の攻撃も向こうに通じない。


この膠着状態は3日間も続いた。


『太陽の剣の出力は問題ありません。戦い方次第で追いつめる事は出来ます。もしくは竜王の力になれるまで戦い続けるかですね。』


「ぐぞぉ!なくぞ!ヒントくれ!」


『仕方ないですね……ではヒントを。例えば同じ箇所を狙い続けるとかどうですかね?』


「最初から言ってよ!もう!」


俺は竜王の首、1点を集中的に攻撃した。

すると激闘の末、何とか竜王の首を切り落とした。


いつも有難う御座います。

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