わい、ホ〇じゃない。
おっさんとデート回です!
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「王子は不思議な力の使い方をするのですね。」
ナバルのおっさんが訪ねてきた。
「そうか?」
「魔力を薄くはって相手の力を利用していませんか?」
「20点。あとは企業秘密だ。」
「きぎょうひみつ?」
「内緒って事だ!」
「教えて下さいよぉ」
「おまえら敵国だからな!」
「酷いな~。」
おっさんとのデートも悪くなかった。
しかし決して何かに目覚めた訳では無い……
そんなこんなで魔王が出たとされるダンジョンについた。
展開が早い……もうラスボスのダンジョンかぁ。
もうちょっと楽しみたかった。
もう一度言おう。
決して何かに目覚めた訳では無い。
俺達はダンジョンを進んで行く。
「ナバル。お前、槍より剣の方が良いんじゃないか?」
「いや~剣の才能が無いんですよぉ。」
「そうかなぁ。槍の振り方を見てると重心とか剣よりのような気がするけどな。」
「……王子はお上手ですね!」
お互いを褒めちぎりながらさらに下層へ進む。
「ん?結構深そうだな。」
「保存食を買いに戻りますか?」
「いや、食料は大量に買い込んである。」
「マジックバックですか!?ロストアイテムじゃないですか!?」
まだ何も言ってないけど合ってる。
俺はダンジョンに潜っている際、おっさんに毎食ご飯を作って上げたり、朝起こして上げたり、時には体を温めて上げたりもした。
もう一度言おう。
決して何かに目覚めた訳では無い。
そして最下層についた……
「ふう。魔物が多すぎて1ヶ月も掛かっちゃいましたね。」
「長かったぁ~!あれ?」
最下層にはダンジョンコアのみが不気味に輝いており魔王など見る影もなかった……
「いや~ヴェルコニアの王族はマヌケですねぇ。」
「は?」
「まだ分からないのですか?」
「ん?」
ちょっと何言ってるか分からないっすね?
「僕はね、ヴェルコニアをず~~っと観察し続けて来たんですよ。30年近くね。そして急速なヴェルコニア躍進の陰には必ず君がいた。そうアルデルシア・ヴェルクハイブ、君だ。」
「はぁ。で?」
「君が産まれてから魔境に囲まれていた貧乏国ヴェルコニアは一気に魔境を平定し、奇妙な輸出品で財をなし、爆発的に国力を上げた。隠密に調査したところに君の存在があった。さらに暴君と化した戦慄の聖女が君と出会う事で制御がきくようになった。その6年後、アンディと名乗る冒険者が万年Cランク冒険者をSSランクに押し上げた……」
ナバルは恥ずかしいぐらい俺の今までの戦歴を語り始めた……
「……最後に帝国軍130万の消滅だ。どれも逸話では無い真実だね?アルデルシア・ヴェルクハイブ。」
「正解!恥ずかちぃ!さては俺のファンだなお前!」
「逆を言えば君さえ何とかすればヴェルコニアは墜ちたも同然て事さ。」
「…………なるほど。やっと見つけたぜ大地の騎士。」
「ほう。」
「レイムリファウンの兵士達とメレェムのオッサンの仇はキッチリとるぜ。」
「やれるものならね……」
こうして俺は数ヶ月前からやられ続けていた大地の騎士とついに対面した。
残念ながら今日はここまでです。
皆様おやすみなさーい。




