わい、おっさんと追い出される。
おっさんとのデートが始まります。
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「何で俺が……」
ルシェルに送ってもらい時間の短縮をしてもネルビクの首都シェフィルセフィルへまでは丸一日掛かった。
俺は親父からの親書を渡すと謁見の間に通された。
「おお、君が太陽の王子か!すまん、すまん。私はリフェレクト・ネルビク、この国の王だ。君の父上とは西のエルーニィア、東のリフェレクトと大陸最強の名を二分したものだよ。」
「はぁ。」
何だこのマシンガン親父!こっちが喋る間を与えてくれねぇぞ!
「どうだ!うちのイヴェンヌは?綺麗で気立ても良いぞ!君にならやっても良いぞ!」
「いや……許嫁が……」
「エルファーナ姫か!良いじゃないか!二人共抱いてしまえば!君の父上もそうだろ!?なっなっな!」
コイツ面倒くせぇ……
「陛下、アルデルシア様が困っておられますわ。その辺で宜しいかと。」
「固いこと言うなミナリュ!パパはアルデルシア王子なら良いと言ってるんだ!」
「帰っていいっすか?」
一瞬の間沈黙するが……
「おお!すまん、すまん。お~い!ナバル!」
「はい、陛下。」
ナヨナヨしたおっさんが現れた。
「アルデルシア王子、コイツが勇者ナバルだ!コイツと一緒に魔王を倒してくれ!ハッハッハッ!君はサポートしてくれれば良いぞ!魔王は勇者以外からの攻撃が殆ど効かないらしく、文献によると1/100程のダメージしか通らない。だからなるべく撹乱してコイツのサポートをしてくれれば良い!こう見えてもナバ
ルは強いぞ!」
「はぁ。」
「では、行ってきてくれ!」
言いたい事だけ言われて追い出された……
ナバルとか言うおっさんと……
「ナバルだっけ?ゴバルバーンで会わなかった?」
「え?そうですか?」
「俺が一方的に見ただけかなぁ……」
「僕は万年見習い騎士で色々な場所に魔物討伐に行かされてますので、すれ違った事くらいはあるかも知れないですね。」
「んじゃぁ、とりあえずクララルドに行くか?」
「そうですね。アルデルシア王子、これからよろしくお願いいたします!」
俺達はまず初めに魔王が出現したダンジョン近くの街まで行く事になった。
あ~。一人ならルシェルに乗ってあちゅうまなのに……
しかも最近では魔導列車に慣れてるから徒歩の移動が異常に長く感じる……
「あ、魔物です!」
「ふ~ん。」
ナバルは綺麗な槍さばきで数匹いるイノシシの魔物を鮮やかに倒していった。
「おぉ~!」
「危ない!アルデルシア王子!」
「ん?」
振り向くと一匹のイノシシの魔物が間近に迫っていたので俺は軽く払う。
「ちょい!」
魔物は岩にぶつかり絶命した。
「いや~ナバル凄えなぁ!さすが勇者!」
「アレを見た後だと素直に喜べないですね……」
こうして俺達の珍道中は始まった。
いつもありがとうございます。




