太陽の暴走2
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「こ、これは……」
メルビア湿地が砂漠と化していた。
精霊力を全く感じない無の砂漠。
そこにはガザード砂漠のような火と風の精霊力もない、ただの無が広がていた……
「何をしたらこの様な事態に……」
「僕は砂漠の民だけどこんな砂漠は見たことがない……」
ミフォルティナもヴィグスも唖然としていた。
「この痕跡の先に膨大なマナの歪みを感じます!」
「ルシェル、お願いします。」
「わかった!」
無の砂漠は一本道のように北へ向かっていた。
山や湖、大地が無の砂漠を避けるようにして地形を変えていた。
無の砂漠が広がる光景は全てのものを無視するかのように一直線へと何かに向かっていた。
ヒトの住む街でさえも……
「これは……精霊王の暴走時とは比較にならない!」
「先を急ぎましょう!」
「ルシェル、急いで!」
「全力で飛んでるよ!」
そしてついに追いた。
が……
そこは帝国首都アーデルハイムの目前であった。
バーンを迎え撃とうと集まった兵、およそ100万が炎の球体と接触寸前であった。
「恐らくレイムリファウン軍の魔導兵器と思われます!」
「忌々しい!全軍かかれ!アーデルハイムに一歩も入れるな!」
ヴァリエス帝国軍は炎の球体へ襲いかかるも飲み込まれる様に消滅していった。
「ええい、時間を稼げ!魔術部隊!超大魔術【破滅の閃光】を準備せよ!」
「元帥!超大魔術は国土に影響が!」
「構わん!責任は私がとる!」
「はっ!」
その間にも数十万の兵が炎の球体に飲み込まれていく。
「準備、整いました!」
「ってぇええええ!」
魔術師10万人から繰り出された超大魔術と呼ばれた巨大な魔力の塊は一つの国を覆う様な大きさであった。
それは全てを飲み込む破滅の光に思えた。
しかし……
「な、何いぃいい!」
【破滅の閃光】は炎の球体の前にあっさりと消滅した。
ヴァリエス帝国兵100万は為す術なく炎の球体にのまれていった。
一人も残さず……
「ミフォルティナ、ヴィグス。わたくしに氷の精霊をお貸し下さい。」
「エルファーナ様、あそこに向かうのですか!?」
ヴィグスは驚いた様子であった。
「このままではアーデルハイムが消滅します。」
「ですが……」
「わたくしには神器である精霊達の衣と聖天上神の盾がありますので暫くは耐えられるでしょう。その時間を使いバーンを止めます。」
「精霊神の愛娘、私達は何をすれば!」
「ミフォルティナ!」
「バーンに向かって氷の精霊を使い、出来るだけ熱を冷まして下さい。」
「畏まりました。」
「ルシェル、回り込んでわたくしをアーデルハイム前に降ろして下さい。」
「……わかった。無理しないで!」
こうして私はバーンと対峙した……
一日1話は更新しますのでご勘弁下さい。




