わい、剣を握る。
講師達の感想そして剣を学びます。
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☆エルニィア
俺は謁見の間にて息子につけていた講師達の話しを聞いていた。
4年間で学ぶべき内容はおろか賢者学院で学ぶような事も恐ろしいスピードで吸収してしまい教える事が無くなってしまったと言うのだ。
あいつは自重というものを知らんのか!
俺は講師達に箝口令を敷いた。
☆アルデルシア
「バーン入るぞ。」
親父が俺の部屋に現れた。
どうする?
ここは子供らしい返事をチョイス!
「あーい。」
「何だその喋り方?」
どうやら選択肢を誤ったようだ……
「子供っぽく喋らないと講師達が驚くからな。」
ふふ~ん。俺の偽装は完璧なハズだ!
「既に手遅れだ、馬鹿者。」
「ふぁ?めっちゃ普通に良い子にしてたけど。」
この上なくな。
「普通の良い子は4年で学ぶ事を10日で終えたり、賢者学院で学ぶような内容を一ヶ月で修得しない。少しは……いや、大分自重しろ!」
しまった!子供っぽく、教えて!教えて!先生教えてをやり過ぎた!ちょっと頭の良い子を演じるつもりが……
「講師達は賢者の再来と言っていた。」
「パップゥ?」
イテ!1歳児らしく返したら親父の拳骨が頭に突き刺さった。
「あとは本でも読んで学習しろ。城の図書室に入る許可をやる。」
おお!自習だ!講師はリーザ先生がいるので大丈夫です♪
「それと、これから俺の空いている時間は剣の稽古だ。」
「ぼきゅ。まほうつかいになるのがゆめなの!」
有無も言わさず俺の頭に大陸最強さんの拳骨が突き刺さった。
そして城の訓練施設にきた。
魔術で造った道具である魔導具が、ヒトを鍛える為の設備として設置されている。
「まずはこれを振ってみろ。」
俺は親父からミニサイズの木で造られた剣を渡された。
そして言われた通り振りかざす。ブン!
「むっ!筋が良いな。」
フッフッフ、当然だ。
刀で飯を食っていた時期もあるのだよ。
懐かしいなぁ……何度死んだ事か……(遠い目)
「次は全力で打ち込んでこい。」
拝啓 父上 それ死亡フラグって奴ですよ?
身長差があるので足元に横凪を一閃した。
すると轟音と共に、木剣と親父の左足が消滅しまい、慌てた俺は【完全回復】を発動し、親父の足を蘇生させた。
「バーン。お前に教える事は無い。むしろ俺を鍛えろ。」
「えぇー!」
こうして俺は大陸最強さんの師匠になったのだ。
いつも有難う御座います。




