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ヴィグス7

4年後まで飛びます、飛びます。

5/8修正

さらに4年が経過した。


僕達精霊の歌は冒険者が顔負けするほど様々な依頼をこなしている事が評判となりシェルハザード王国からも依頼が来るようになっていた。


色々な依頼の中でも、ユクルの拾ってくる依頼はろくな事がなく……


古代遺跡で巨大なドラゴンと戦ったり、ダンジョン攻略寸前で僕とボス以外が入口へ転移したり、巨大なサンドワームに追いかけられたり……


それと大きな変化と言えば精霊術を使い出した事だ。

毎日プルムと一緒に精神修行や魔力操作、魔術の基礎を勉強した。


お陰で剣術に加えて精霊術が使えるようになった事から戦いの幅が広がり僕は一気に強くなった。


そしてエヌーが実家の事情で多忙になって来た事もあり、僕は精霊の歌のリーダーとなっていた。


僕が今日もプルムと基礎を練習しているとおんじいがやって来た。


いつまでも爺ちゃんじゃ恥ずかしいじゃん?

だからおんじい。

言い方を変えた。


「ほう。魔力を操る基礎じゃな。美しい流れじゃ。

おんじいは相変わらず褒めじょうずだな。


「シェルハザードからの依頼で城の地下に遺跡が発見されたらしくてさ。それで調査へ行くことになったんだ。その最終調整だよ。」

「ふん……そろそろ良い時期かもな……プルム、外してくれんか。」

「??はい……」

「プルム、先に行っててよ。僕もあとで合流するから。」

「はいはい、先でまってるわ。」


僕はおんじいと二人きりになった。


「改まってどうしたの?おんじい。」

「ふむ。じつはのう、お前はワシの本当の孫ではない。」

「へ、へー。そうなんだ。」


それ知ってた。

しかも小さい頃にその話しってしなかった??


「して、お主の両親からある物を預かっておってのう。」


それは初耳だ!


「お前が一人前になったらこれを渡す様に言われている。」

僕は1本の剣を渡される。この剣には刃が無く長さはショートソードより少し長いくらいだ。


「これ刃がないけど……」

「まず握ってみよ。」


僕は言われた通り握る。


「握っている手から剣に精霊を集めてみよ。」


僕は一番得意な風の精霊を集めた。

すると剣に風の刃が浮き上がた。


「おお!」


おんじい、それ僕のセリフだからね?

ターン守ってよ。



「これを僕の両親が……」

「そうじゃ。優秀な剣士と精霊術師じゃった……お主を預けて冒険にでたきりじゃ……」


えー!そうなのー!普通におんじいに預けてよ!

町外れに置いてくなんて……サプライズ好きかよ……


「シェルハザードの呪縛を解く為に行くと言っておってのう。この砂漠のどこかにいる炎の精霊王ツヴァイを倒しに……」

「シェルハザードの呪縛って?」

「この地は300年前、豊かな自然でいっぱいだったのじゃ。それが急に異常気象に襲われ砂漠と化したのじゃ。」


それは有名な話しだよね。


「それは当時のシェルハザードが魔境の管理を放棄した事による、炎の精霊の怒りだったのじゃ。」


ヴェルコニアに土地を譲りフィルハザードから何かされたんじゃないか?てのが有力だけど、これが真実なのか……


「じゃあ、僕の両親は……」

「そうじゃ。恐らく炎の精霊に……」

「もしかしたらその城の地下におるかも知れん。気をつけるんじゃぞ。」

「分かったよ!おんじい!……そのぉ。僕達は本当の家族じゃないけど僕はおんじいの事、父親だと思っているし大好きだからね。」

「……ふん……そうか。ハハッハッハッハッハ!」

「おんじい悪そうな笑い声だね。」

「いや、可笑しくてのう。ワシも同じ事を思っておる。」

「良かった。」


僕はこの時気付くべきだった。

おんじいは、ウソばかり並べていた事に……

僕はおんじいを信じ切っており疑う事を一切しなかった。

それが全ての悲劇の始まりだった。





いつもご愛読、ありがとうございます。

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