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ブリュアーヌの日記1

連続更新、はーじまーるよー。

サイドストーリーが続きます。

5/7修正

「ヴェルク様!ヴェルク様ぁああああ!」

「神聖法術師達を直ぐに呼べ!」

「女はどうした!?」

「もういません!逃げました!」

「探し出せ!殺しても構わん!」


私もエヌバーンも気付いていた。

ヴェルク様が既に事切れている事に……


でも信じたくなかった。


私を無限の牢獄から救ってくれたあの人が私を置いてこの世を去るなんて……






私、ブリュアーヌ・フィル・フィルハザードは子供の頃に、マキュリファウンスの創世や過去の英雄譚が大好きで、文字の読み書きを覚えるとジャンルを問わず本を沢山読んだ。


読めば読むほど知識が増えていく事が楽しくて、読む本を増やす為に古代文字の勉強なんかもした。

更に精霊術にも長けていた私はエルフへの先祖帰りでは無いかと囁かれるようになった。


私の先祖は英雄譚で有名な勇者オルガード一行の一人でエルフの勇者モウツゥエだ。

モウツゥエはヒトに自分の優秀な血を残す為にフィルハザードを建国した。


フィルハザードの最初の国民は全てモウツゥエが厳選したヒトの女性のみであり1,000人程であった。

10年後にはモウツゥエの子供が多く産まれ、その数は5,000人に及んだ。


その後、モウツゥエは1,000人の妻達と2,000に及ぶ男の子供達全員に新たな国であるシェルハザードを建国してやりそこへ追放した。


そして3,000人の女児達を自ら教育し成人させると自分の妻とした後に子供を産ませ一番優秀な男の子を跡継ぎとし、女の子達を妻とさせた。


それから「高潔な純血を守れ」と言い残しモウツゥエはフィルハザードを去った。


その後、跡継ぎ達は更に自分の子供達と交わり続けモウツゥエの高潔な純血を守り続けた。

それが現在のフィルハザード王家とその民達である。


私は本の知識があった事から、この国の血にこだわる異常な風習にずっと違和感……いや気持ち悪さを感じていた。


反抗では無いが私は家臣や民にも平等に接していた。


しかし、数年後に父に平民と話している所を見つかり部屋に監禁される事となった。


その頃から家臣や民からは蜃気楼の女神と呼ばれるようになったらしい。


そんな時、古文書で記された【光の騎士】が心に刺さった。

それはいつからあったか分からない城にあった予言書で、国が絶望に覆われた時、光の力で蜃気楼の子を無限の牢獄から救うであろうと記された予言であった。


私はその予言書を読んでから運命の人である光の騎士がきっと現れると微かな希望を持ち始めていた。


しかし、それは幻想に過ぎなかった。

15の成人の誕生日に父から性的暴行を受けた。


私は自害しようとしたがエヌバーンに見つかり止められた。


自害しようとした次の日、父は気晴らしにと1日だけ私に外出を認めてくれた。


護衛のエヌバーンは花が綺麗で有名なフィユーラに連れて行ってくれた。


そこで運命の出会いが待っているとは思いもよらなかった……



本編はしばらく進みません。

ブリュアーヌ後に爺さんを裁いて、ヴィグスのサイドストーリーを展開する予定です。


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